あのとき髪は長かった。

この間、
長く伸びた髪を切ったら
海兵隊ばりに短くなってしまった
イケメン弁護士のまこつです。


【イケメン弁護士】
行けたら行く」で
倒な会合を乗り切る
弁護士




先日、かの有名な
富山の伊藤建(いとう・たける)先生
お目にかかる機会がありました。

まだ、私の髪の毛が
長かった頃のことです。

今回はそのお話を。





(1).png




「かの伊藤建先生」と
書いてますが、
現実世界では
人との繋がりが乏しい私。
(これだけWindowsマシンを使いながら、
まだビル・ゲイツにも会ったことがありません。)

実は恥ずかしながら、
今回お会いするまで
きちんと存じ上げてなかったのです。


伊藤建先生は、
特に若手の法曹の方には
かなり以前から有名な方

なのですね。




合格後、
弁護士業務と並行して
Webを中心とした
受験指導を精力的にされてるので
それでなのかな。

「司法試験・予備試験 対策するならBEXA」



私が教えてる
ロースクールの学生も
当然のように知っていました。






そんなわけで、
今回初めて出会った
伊藤先生と私ですが、
実は元々、
色々奇妙な縁がありました。





・私が、伊藤先生が著者になっている
『司法試験に受かったら』という本の
コラムを(間接的に)頼まれて書いたことがある。


これね。




・私の大学時代からの友人の
富山の弁護士と伊藤先生が
そこそこ仲がいい。























実際に数えたら、
奇妙な縁が
思っていたよりも
貧弱でした。





ともあれ、
幸運にも伊藤先生と
お会いすることができたわけです。



こんな時代ですから、
一応、会う前に
ネットで画像検索しますよね。
物騒な世の中ですから。


すると出てくるのは
髪長めで挑戦的な眼差しの
若者です。




伊藤先生も同様に
私の画像を検索して、
修習中の太り極めた
写真を目にしているかと思うと
全く薄ら寒いものがあります。




debumako.jpg





一度、全世界のネット上の
画像データを消去すべきと
事あるごとに提唱しているのに、
誰も耳を貸そうとしません。




とにかく、
私と伊藤先生は出会ったのです。
神戸で。


なんでも、翌日、
広島の大学で講義のお仕事があるところ
私の予定に合わせて
神戸泊に調整してくださったとのこと。


なんたる僥倖!




chosyo(1).png




会って早々、伊藤先生から
ご著書『基本憲法I』をいただきました。


私の中では
『本をくれる人は味方』
という基準がありますので、
ここで一気に距離が縮まりましたね。


ドラマ「正義の『セ』」にも出てきた
『基本憲法Ⅰ』がこの手に。
興奮が抑えられません。









私、こう見えても
ドラマ「正義の『セ』」は
家族が見てるときに
一度横で見ていたことがあるほど
の大ファンです。
(なんか、わいせつ系の犯罪の回)





のみならず、伊藤先生は
半拙著『裁判官!…』(長いので以下略)を
おもむろに出してこられまして、
サインをと仰って頂いたので、
恐縮しつつ
拙い絵ですが
書かせていただきました。


※【半拙著(はんせっちょ)】
共著の本について、
自分の携わった部分だけ
へりくだって言う言葉。
その実、良書が多い。





私の中では
「自分の本を買ってくれた人は味方」
という基準があり、
再び一気に距離が縮まりました。





takerun02(1).png



伊藤先生の第一印象は


髪が長いな。


というものでした。

その当時の私も
そこそこ長かったのですが、
それに輪を掛けて
長かったように
記憶しています。

見た目は
チャラさをほどよく煮詰めた感じですが、
お話ししていると、
真面目な下地がそこかしこに
見え隠れします。

頭がいいので、
切り返しも早く、
またいろいろな心遣いもでき、
ああ、できる人ってちがうなぁと
再確認させられました。

初対面なのに、それを意識させずに
話に引き込むその話術、
多くの受験生の信頼を勝ち取るだけの
ことはありますね。



私は第一印象のチャラさだけで
「分かりやすい女性の敵タイプだな」と
評した自分を深く恥じたものです。
トイレの中で。












さて、今回の飲み会には
実は重要なコーディネーターが一人
おりました。






ご覧下さい。





意識高い系修習生の
マツイくん
です。




peacefulmatsui(1).png



マツイくんは
なにか情報処理系の結構な
資格を持っていた気がします。

マツイくんは
大津で修習中です。







さて、マツイくんは
かなり私をリスペクト
してくれています。


直接はっきりと
そう言われたことはないのですが、
そういう想いって自然と
にじみ出るものですね。


そういうわけで、
三人で楽しいひとときを過ごしました。










itomako(1).png



伊藤先生とは
いろいろなお話をしました。

ここでは書ききれませんが、
例を挙げると以下のような感じです。


・憲法と私法の話
・受験生指導の話
・伊藤先生の新事業の話
・電力事業者とガス事業者の話
・AIの話
・マツイくんの恋愛話(1)
・VRの話
・液化天然ガスの話
・ミノフスキー粒子の話
・伊藤先生の結婚の話
・ギターとGIBSONの破産の話
・アナハイムエレクトロニクスの話
・『プラモ狂四郎』の作者のご子息の話
・カトキハジメのデザインの話
・マツイくんの恋愛話(2)
・右と左の話
・谷間世代の問題の話
・『司法試験に受からなかったら』企画の話(消極)




中でも「液化天然ガス」の話は
採掘の話や運搬時の工夫、
供給時の技術的な話など
ロマンに溢れ、
知的好奇心を強く刺激される
お話でした。



また、伊藤先生が
たくさんの先生方と一緒に
取り組んでおられる
いわゆる「谷間世代」の問題については
不勉強で知らなかったことも多く、
問題意識をいたく刺激されました。


そんな楽しい飲み会も
いつか終わりの時がやってきます。





omiyage(1).png




私の中では
『なにか物をくれる人は味方』
という基準がありますので、
最後にここで極限まで距離が縮まりましたね。

珍しい富山の蝦を使った
銘菓だということで、
甲殻類は見るのも獲るのも
飼うのも食べるのもの大好き
という私のハートをわしづかみ。



…怖い子…。


7時始まりの飲み会が
二次会も含めて
あっという間に12時前に!
時間を忘れるというのは
こういうことを言うのでしょうね。





shishi(1).png




伊藤★真という
脂っこいユニット名のせいで、
髪の話題が
運命づけられていました。






そんなわたしも、
目に髪の毛が入るようになってきたので、
思い切って髪を切りました。


今度は私が
富山に行きますけん(^^)/





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人工知能の先にあるもの【後編】

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私は、
人工知能学会への入会と、
日本ディープラーニング協会(JDLA)
G検定の受験を決めました。





少し説明が必要かもしれません。




最近、AI、AIと騒がれ
新聞でも人工知能関連のニュースを
見ない日はありません。

ところが、これだけ話題に上っているのに、
自分は「AI」の実体を
全く知らない
ことに気付きました。


今、「AI」という言葉が使われるとき、
それがどういう形で存在しているものなのか、
たとえば、プログラムなのか、
何らかのデータの集合の形なのか、
アルゴリズムなのか、あるいは
データ処理のデバイスを指しているのか、
それすらも全く
イメージできていなかったのです。


実体がわからないので、
なにやらたくさんのデータを使って
何かに学習させるのだということは
想像がつくものの、
当然、どうやって作られるのかも
わかりませんでした。


わからないから、
知りたくなるのです。


しかもこれから、AI関連技術は
どんどん我々の業界にも
取り入れられていくことに
なるのでしょう。






amazon01.png







そういうわけで
私は人工知能学会への入会申込を決めました。









さて、

人工知能学会は、
人工知能を扱う学会
です。

カニやトマトは扱いません。









入会することで、
人工知能の産業利用状況や
国内外の学会の動向、
最新の研究開発の情報が得られるほか、
隔月で発行している
(普通に買うとそこそこする)学会誌が
送られてきます。





人工知能学会の学会誌は、
どれも表紙が
普通の雑誌ばりにポップですが、
内容はかなり高度です。
どのくらい高度かというと、
私がほとんど理解できないくらいに
高度です。


ですが、たくさんの情報に晒されることで
人工知能に対する苦手意識が
少~しだけ薄まってきたように思います。






また、
日本ディープラーニング協会(JDLA)
深層学習(ディープラーニング)技術を
日本の産業競争力につなげていくことを意図して、
2017年6月に設立された一般社団法人で
東京大学大学院工学系研究科の
松尾豊特任准教授が理事長を務めています。




ここから、少しだけ
ディープラーニングって何?って話。
(細かい話も多いので、
興味ない方は
読み飛ばしてください。)




◆◆◆◆◆◆ディープラーニングとは(はじまり)◆◆◆◆◆◆

ディープラーニング(深層学習)は、
最近、メディアでも耳にすることが多くなりましたが、
ディープニューラルネットワーク、
つまり多階層のニューラルネットワークを用いた
機械学習の手法です。

ニューラルネットワークは、
端的に言うと、
コンピュータの中に
人間の脳神経細胞(ニューロン)を模した
ネットワークを構築する数学モデル
です。


「脳を模した」というだけあって、
学習を進めることでニューロンを模したノード間の
つながり(シナプスに相当)の結合強度が変わり、
実際に脳神経細胞に似た変化を見せます。


あと、機械学習っていうのは、
これも平たく言うと、
AIのプログラム自身が
学習する仕組み
ですね。



ディープラーニングが
大きく注目されるようになるまで、つまり、
大体2012年よりも前の機械学習では、
学習に用いる特徴量は
人間が頭をひねって考え出し、
コンピュータに入れてやらなければ
なりませんでした。

機械学習は
今よりももっと人間の手による部分が
大きかったといえるかと思います。




yaino.png




また、試行錯誤しながら、
特徴量や学習アルゴリズムをいじって
AIの推論のエラー率を
少しずつ下げていく
という方法が一般的でした。



ここで、
特徴量というのは、
あるデータがあるときに、
「そのデータのどういった部分に着目するか」
という変数のことです。



たとえば、私の売上データがここにあったとします。



驚くほど少ないなと二度見したくなりますが、
とにかく、私の売上データがあるとします。


たとえば、この売上データに含まれる
「事件の種類」や「依頼者の年齢・職業・性別・居住地」、
「依頼者の毛量」、
これらは全て特徴量だと言えます。

※私が依頼人の毛量を
データ化しているという話ではありません。
例え話です。


ところが、今期の売上げや収益性を
AIに予測させようとしたとき、
おそらく「依頼者の毛量」という特徴量は
幾らそれに着目したとしても、
私の売上や
収益性予測の精度には
ほとんど寄与しない
でしょう。




このように、
どのような特徴量を用いるかというのは
AIの推論の精度に大きく影響するのですが、
それをDLが注目されるようになるまでの
機械学習では、エンジニアが試行錯誤しながら
考案して組み込まなければならなかったのです。














ところが、DLに
自己符号化器(オートエンコーダ)という
アルゴリズムが加わり、
また、入力側から順に階層ごとに
学習していく方法をとることによって
コンピュータ自体が
データから高次の特徴量を選び出す(作り出す)
ことができるようになりました。


その結果、
手書き文字認識や画像認識の
精度が飛躍的に進歩し、
今到来しているような第3次AIブームの
大きな原動力となったのです。

(※正確には、
多層ニューラルネットワーク、DLの研究が開始された時期と、
DLが画像認識等の分野で大きな成果を出し
大きく注目されるようになった時期や事象にはズレがあります。)




◆◆◆◆◆◆ディープラーニングとは(おわり)◆◆◆◆◆◆






私自身は、
もともとDLというものを
ほとんど知りませんでした。

ただ、
「人工知能の知識をつけるために
勉強するには何か目標があった方がいい」、
「文系でも太刀打ち可能で
そこそこ実践的な資格みたいなのはないか」
と探していたところ、
日本ディープラーニング協会の
G検定(ジェネラリスト検定)というものがあるのを
知りました。



G検定は
「ディープラーニングの基礎知識を有し、
適切な活用方針を決定して
事業応用する能力を持つ人材」

のための検定です。



じゃあその具体的内容は?
果たして何が試される試験なの?




G検定のシラバスは以下の通りです。
G検定(ジェネラリスト)

【応用数学】
  線形代数
  確率・統計
【機械学習】
  機械学習の基礎
  実用的な方法論
【深層学習】
  順伝播型ネットワーク
  深層モデルのための正則化
  深層モデルのための最適化
  畳み込みネットワーク
  回帰結合型ニューラルネットワークと再帰的ネットワーク
  自己符号器
  生成モデル
  強化学習



何やらよくわからない単語が並んでいますが、
これに合格できるということは
DLについてある程度の理解が
できていると言えそうな感じ
がします。


これを読んで一旦やる気になったものの、
まだ昨年12月に第1回の検定があったばかりで
過去問も情報もほとんどありません。



ただ、協会は、
G検定受検のための
推薦図書を3冊挙げており、
これらは一通り
読んでおこうと思いました。



これから受けようと
思っている人のために、
推薦図書と試験の雑感を
以下に載せときます。





推薦図書①
『AI白書』





推薦図書の1冊目は
独立行政法人情報処理推進機構の編集による
AI白書(通称『白書』)です。







書籍版は、
白書と名の付く物の例に漏れず
腹に入れておくと
小さい銃弾なら
防げんじゃないかってくらい
分厚く、そして重いです。


内容は、AIの「技術動向」、「利用動向」、
「制度的課題への対応動向」、そして
「政策動向」に分けられています。


「わかりやすく解説します。」(Amazon商品説明)
というだけあって、
内容は、常識的な読解力があれば
数学の素養のない文系でも
一応理解は可能です。

ただ、全部で360頁もあり
情報量も非常に多いので、
途中何度か心が折れそうになります。


私は、全部読むのに
17時間16分掛かりました。


特に政策動向や、
そこで言及されている
知的財産法上の取扱い、
諸問題なんかは
検定でも出題割合多いので重要です。



持ち歩くのは重いので、
あとからKindle版を買い直しました。

書籍版の方はしばらく
鍋敷きになっていました。





推薦図書②
『人工知能は人間を超えるか
~ディープラーニングの先にあるもの~』


推薦図書の2冊目は
協会の理事長である松尾豊先生の
『人工知能は人間を超えるか
~ディープラーニングの先にあるもの~』
です。






面白いです。




内容が非常に分かりやすく面白いので、
推薦図書3冊中、もっとも読みやすいです。
G検定の勉強には、まずこの本から
という人が多いようです。


第1次、第2次AIブームの内容や終焉、
第3次AIブーム到来の契機となった
2000年代の大幅な技術革新など、
AI研究の歴史が詳しく説明されています。

また、クラスタリングの代表的手法や
機械学習の種類、
フレーム問題、シンボルグラウンディング問題など
機械学習を困難にさせてきた難問、
学習アルゴリズムの説明など、
技術的な部分にも言及しています。

特に、ディープラーニングの
機能が飛躍的に向上し、
注目されるきっかけとなった
自己符号化器(オートエンコーダ)の仕組みや、
多層の自己符号化器で
高次の特徴量を抽出する方法は
豊富な図表と分かりやすい例え話を交えて
詳しく、丁寧に解説されています。


これらの歴史や技術の部分は
検定でもよく問われます。


用語数だけで言うと
検定で出てくる用語の
だいたい4割くらいは
この本で取り上げられています。



この『人工知能は人間を超えるか
~ディープラーニングの先にあるもの~』も
Kindle版がありまして、
こちらの方が安く、しかも
表紙が『イブの時間』の
帯つきバージョンなので

全くオススメです。



















推薦図書③
『深層学習』岡谷貴之




推薦図書の3冊目は
これも協会の理事である
東北大学大学院情報科学研究科の
岡谷貴之先生の著作、
『深層学習』です。



これが私のような
根っからの文系人間には
かなりの障壁です。











頁数は180頁弱とそれほどではありません。

ただ、内容が難しい。



多層パーセプトロン、
活性化関数、誤差関数、
確率的勾配降下法(SGD)、
自己符号化器(オートエンコーダ)、
畳込みニューラルネットワーク(CNN)、
再帰型ニューラルネットワーク(RNN)、
制約ボルツマンマシン(RBD)などが
数式やモデル図、
違いのよくわからない散布図の羅列などを用いて
詳しく解説されています。



書いてある意味が分からないので
正確にいうと
「詳しく解説されているんだろうな」という
イメージです。


用語や概念は
一見難しそうに見えても
理解は可能です。
ところが、具体的な処理、たとえば、
ニューラルネットワークの
調整の仕方なんかは手が付けられません。


高校の数学の記憶を呼び起こしながら
必死に理解に努めましたが、
数式については10頁目くらいで
諦めました。

後ろの方の頁には、
見たことない変な記号が入った
数式が載っています。



この本を読み始めたときには
もう検定の受講料を支払ってしまっていたので
少し後悔しました。




g-benkyou.png




ところが、数式については、
G検定ではそれほど深い理解は求められていない

ということも知ってはいたので、
とりあえず、概念を押さえておけば
いいかなと割り切りました。


データサイエンティストや
エンジニアになるわけじゃないからね。
ほら、ジェネラリストだから!



★なお、6/16の検定では、
数式を用いた出題は
①学習済みパーセプトロンの定式とサンプルをもとに
クラス分け(0か1か)をさせるもの
②簡単な偏微分をさせるもの
の2題くらいです。



この『深層学習』には
検定を受ける上で必要な用語や
処理の仕方の説明
(学習済みモデルで誤差が生じたときに
どういう方法でそれを減らしていくのか、とか)が
かなり多く出てくるので、
数式は読み飛ばしつつも、
一度は一通り目を通しておく
必要がある
と思います。


そんなわけで、推薦図書3冊に
なんとか一通り目を通したあたりで
検定当日がやってきました。


G検定は自宅のパソコンで受けられる
CBT試験です。
自宅だったら推薦図書も見られるし、
分からない用語はネットで調べられるじゃん、
と思うかもしれません。

ですが、120分で228問を解こうと思うと
1問当たりに掛けられる時間は
30秒ほどなので
いちいち問題を前に調べる余裕はありません。

CBT試験であるために
わざと問題数を多くして
タイトにしているのかなとも思います。


結局、
ある程度の知識は、
頭の引き出しに入っている状態にして、
それを問題を前に
リズミカルに出していけるように
できなければ難しいかなと思いました。


あと、JDLAのウェブサイトに出ていた
例題のなかから、ほぼそのままの形で
1問出題がありました。

例題のチェックは必須です。








kekka8.png









自己採点はしていませんが
多分正答率は7割くらいでしょうか。

第2回の総受験者数は1,988名で
そのうち合格者は1,136名
だったということでした。








受かったからこそ
偉そうに書けることって
あるよね?







それと同時に、
少し知ったからこそ
分かることというものも
あります。



我々の業界では、
「弁護士業やコンサルタント業務は
AIに取って代わられることはない」
という
見方が今は優勢のようです。

その根拠として言われることは
色々ありますが、よく聞かれるのは
「人を相手にする仕事である以上、
人の悩みを聞き、アドバイスをして
安心感を与え、信頼を得るには
マシンではなく人である必要がある」
というものです。






…本当にそうか?





安心感や信頼というものは、
結果や具体的な成果に
裏打ちされて、
初めて生まれるものだと思うのよ。


ときどき、相談してる側が
不安になるくらい
頼りない専門家っているでしょ。
そんな人を「人」であるからといって
信頼する依頼者はいないのよ。

そこに、
相談者が思いつきそうな問いには
瞬時に答えられ、
具体的な勝率まではじき出せる
AI弁護士がいたとしたら?
そういった経験が
当たり前のものになったとしたら?



そうなると、
「人」がマシンより
優位に立てる根拠が
いよいよ乏しくなってくるよね。
正確な情報や推論を弾き出す能力は
そのうちAIに大きく水をあけられそうだしね。


そういう意味で、
弁護士やその他の専門職といえども、
「AIに代替されることはなさそうだ」
なんて言ってられない時代が
もうすぐそこまで来ていると思いますのよ。







kiroro.png





shutdown01.png









幸い(?)
音声認識は近時精度が上がったとはいえ、
まだまだ改善の余地があると思いますね。









あと、
「今後は『AI対ヒト』ではなく
『AIを使いこなせる人対使いこなせない人』
という図式になっていく」
っていう
研究者の方は多いです。

今後10年くらいは確かに
そうなるんじゃないかなと思うんだけど、
それより先になると、AI技術が
競争優位になり得ないくらい普及して、
結局そこからはやっぱり
「AI対ヒト」の図式になっていくんじゃないのかなと、
結局、当初の不安は残ったままです。



そんなわけで、
私は今まで通り、
街でPepperを見かけたときには
挨拶を続けようと思います。




pepper.png






最後に、AI関連で
最近面白いと思ったものを
二つほど。







『イブの時間 劇場版』は
今、Amazonプライムでも
無料で見られます。

AIを積んだ
人間そっくりのアンドロイドが
普及した世の中が舞台で、
ロボットとヒトとの交流が
登場人物の生活を通して
色々な形で描かれます。

勉強に疲れたときに見ると
良い気分転換にもなります。








こちらはPS4のゲームですが、
これもアンドロイドが普及した
未来のデトロイトが舞台です。
3人(体)のアンドロイドを主人公に、
雇用問題や人間へ反旗を翻す
アンドロイドといった
AI関連でよく話題となる未来の問題が
描かれています。

チューリングテストや
「トロッコ問題」など
G検定でも若干関わりのある話題が出てきますが
それ以上に、グラフィックや舞台設定、
プレイヤーの選択で
どんどんと分岐していくストーリーの秀逸さ
に引き込まれます。





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人工知能の先にあるもの【前編】

審判の日は近い。
こんばんは、
ジョン・コナーです。



仕事の関係でしばらく
ニューヨークにいたので、
前回の更新から
随分と間が空いてしまいました。


自分の趣味のブログなので
こういう嘘を挟むのに
さほど抵抗はありません。



さて今回は、大切な
人工知能のお話です。




101ki-kai01.png





人工知能


このとき、人工知能について
書こうと思ったのは、
オックスフォード大の
マイケル・A・オズボーン准教授の発表した
『The Future of Employment(雇用の未来)』
というセンセーショナルな論文が
騒がれていたからであります。

自分自身何か人工知能に対して
思うところがあったというわけでは
ありませんでした。


ところが、このブログの記事を見た
中央経済社さんから、去年の夏前、
「こんど『ビジネス法務』で
リーガルテックの特集を組むので、
ブログのノリで
人工知能と法務スタッフの未来について
何か書いてもらえませんか」

というありがたいお話を頂きました。







04kensyou-kai01.png






それが載ったのが
『ビジネス法務』の2017年7月号です。









いつもギリギリで腰をあげる私も
あまり知識のない分野に
関わる原稿の依頼だったので、
このときばかりは、
締め切りの3日前から
余裕を持って執筆に取りかかりました。








内容は今読み返すと、
機械学習のアルゴリズムと
実際に産業利用される学習モデルを
きっちり区別できていないなど、
本一冊の3分の1を二日で読んだだけの
付け焼き刃的知識なだけあって、

概念整理にやや不正確な部分があります。


が、法曹界の将来予測という点は
1年たった今でもそれなりの
リアリティがあると感じています。


また、イラストからわかるように
私の中では
人工知能は常に
ロボティクスと融合した
ある種ステレオタイプな形

でイメージされるのですが、
これは十代の多感な時期
『ターミネーター』のT-800や、
『エイリアン』のアンドロイドを
見て過ごしたという
世代的なバックグラウンドによるものです。


あと、中央経済社さんという会社は
私のイラストには一切ダメ出しするなという
行政指導でも入っているのか、
このとき描いたヤバめのネタや絵も
一切修正なし、袋とじ処理なしで
そのまま載せてもらえました。





06beit-kai.png





ちなみに、
『ビジネス法務』のこの号の特集、
「リーガルテックの最前線」は
当時の先進情報を詰め込んだ
意欲的かつ
非常に興味深い内容
でした。



その分私の渾身のコラムだけが
浮きまくる結果になりましたが(いい意味で)、
今読む内容としてもオススメです。




さて、このとき、
原稿を書く上で得た知識がもとで、
自分の中での
人工知能に対する警戒感が
拭いがたいものとなりました。


早い話が、
マシンにヒトの仕事がとられてしまう
のではないか
という漠然としたイメージです。





Shinimizu.png




私以外の人の仕事がとられるのは
どちらかというと
どうでもいいことなのですが、
こと自分に関わる話となると
冷静でいられません。
それがヒトという生き物です。



こういうときにこそ、ヒトは
自分の心の声を聞くのです。




tetsurou.png




な?





sauza.png




な?





ともかく、ある時期の私は、
イーロン・マスクやビル・ゲイツ、
スティーブン・ホーキングと同様、
人工知能について
手放しで喜んで迎える気持ちに
なれなかった
のです。









ところが、その逆に、
「AIに代替されにくい職業」
なんかの話が世に出るたび、
「職種」というざっくりした
括りの話だけで
一喜一憂する捉え方にも
違和感を感じるようになりました。



そうなると、
自分の中にいろいろな
疑問が湧いてきます。



社会には人工知能の普及で
むしろ消えていかなければならない
タスクというのも
あるんじゃないか?



人は人に代わる存在を
自ら作り出そうと
しているのではないか?



pepperは
実は「胡椒」と「故障」を
掛けてるんじゃあないか?
(町中に、うなだれているpepper
多くないか?)






こういった
(忙しいときはあまり考えなくてよい)
問いの答えを見つけるために、
ヒトはいずれ人工知能と
真正面から向き合う必要があります。




mukiau.png









kyoufu.png





漠然とした不安を取り除くためには、
問題の根源が何か、
その具体を見極めることが
大切です。


AIというものを
もう少し知る必要がありました。






sonshi.png




そこで私は、
人工知能学会への入会と、
日本ディープラーニング協会
G検定の受検を決めました。





※「人工知能の先にあるもの【後編】」に続く。


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弁護士+中小企業診断士【後編】

前回に続いて、
診断士試験がテーマの後編。


arasuji.png


始めてしまった試験勉強と貧乏は
やめようと思っても
そうそう
やめられないものです。
(あと、不倫と横領)

で、経営理論と
情報システムの
科目合格が利用できたので、
翌年(H29)は、一次は
経済、運営、中小の3科目のみ。


負担はかなり小さくなったので、
無事、合格することができました。




3 二次・筆記試験対策

★二次試験の概要

二次試験は筆記と口述がありますが、
口述試験は筆記試験の合格者のみが受けられます。


筆記試験自体の合格率は
受験者(その年と前年の一次試験合格者)のうち
2割ほど。
ここ数年は4,000人くらいが受けて、
800~900人くらいが合格する計算です。


出題形式は、
事例Ⅰ~事例Ⅳの4問構成(各80分)で、
事例Ⅰ~Ⅲは
中小企業に関する長い文章(与件文)を読んで、
各設問(4~5問)に60~160字以内程度で答えるというもので、
旧試や新司法試験の論文試験とは
かなり形式が違っています。



例えば、平成29年度の事例Ⅰ第1問は
「景気低迷の中で、
一度市場から消えた主力商品を
A社が再び人気商品にさせた最大の要因は、
どのような点にあると考えられるか。
100字以内で答えよ。」

という問題でした。


ここ数年の過去問は
一次、二次筆記とも中小企業診断協会のサイト
で公開されています。








★弁護士の強みと弱み


二次の筆記試験はよく
「8割落ちるハードな試験」
って言われるんだけど、
同業者で通った人を見てると
二次筆記試験に関しては
みなそれほど苦労した感じがありません。

私も、受ける前に何人かの
先輩に話を聞かせてもらったんだけど、

「二次の筆記は
なんか一次ほどは心配してなくて、
まあ受かるだろうなと思ってた」
「二次の筆記は常識で書いたら受かる試験だから」
「二次の筆記は問題に答えがそのまま書いてあるから」

という意見が多かったのです。

一次で足踏みした私も、
二次の筆記は1回で合格することができました。


実際に、
過去問と予備校の模範解答を見ても
「これならなんとなく書けそう!」
と思えるんですよね、コレが。




弁護士が二次筆記に強い理由を
考えてみたのですが、
おそらく、
「大量の情報の中から、
必要な要素を抜き出して、
文章の形に構成する」
っていう作業を
それこそ飯食うのと同じくらいに
普段から繰り返していて
そのスキルが磨かれているから
ではないかと思っています。





2ji.png




二次の筆記試験で要求されるのも
長い与件文の中から、
設問の答えに使える要素を拾い出して、
分かりやすい文章にする
というものなので、
かなり普段の仕事と共通する部分があると
思っています。




これはSWOT分析的にいうと、
診断士試験という市場における、
弁護士の強みであることは
間違いありません。


これがヘタで、
準備書面でも
何言ってるのか
さっぱりわかんない人

ときどきいるけどね。




ただ、強みがある一方、
弁護士の弱みもあります。

それが、財務会計の知識が問われる
事例Ⅳへの対応力の低さ


弁護士受験者のほとんどが
一次試験で財務・会計の
科目免除を受けているので、
一次試験の合格発表後、
初めて二次試験や事例Ⅳの
勉強を始めたという人も多いはず。


この場合、
一次試験の回答発表(8月上旬)後、
二次筆記試験の当日(10月下旬)までに
事例Ⅳに必要な財務・会計の知識を
頭に詰め込んで、
正しい計算結果を導き出せるまでに
ならなければなりません。

コレが結構ハードで、
先輩受験者が口を揃えて
指摘するところでした。




zaimupinchi.png




弁護士のホームグラウンドは
法的問題の処理なので、
経営判断や意思決定会計の
スキルが求められることは
一般的には多くありません。
(俺だけ?違うよね?)


なので、制度会計は
ある程度馴染みがあるし、
税務調査は
受けたことがある
けど、
管理会計の視点や知識はないという人が
弁護士には多いように感じています。
(俺だけ?違うよね?)


その点、私は
日商簿記3級という難関試験
合格していたことが幸いしました。

「利益」と呼ばれるものが5つあって、
BS、PLが何の略か位は
わかってたからね。
これで、数字読めない弁護士を
かなり引き離せてたと思う。





まぁ、みんな通る道なんで、
なんというか、その、
がんばってください。







★二次筆記試験の勉強法


じゃあ二次の筆記試験を
どうやって乗り切るか?



事例ごとに異なってきますが、
私は

事例Ⅰ(組織・人事)→経営のスピテキ+過去問
事例Ⅱ(マーケティング)→経営のスピテキ+過去問
事例Ⅲ(生産管理)→運営のスピテキ+過去問
事例Ⅳ(財務会計)→TACの事例Ⅳ集中特訓+過去問
という形をとりました。


筆記試験でも基本は過去問

ただし、悠長にやってる時間はないので、
「全事例、過去10年分を3回転」とかは
必要ないしあまり意味がありません。





二次の筆記試験は、
①与件を読んで、
②要素を抜き出し、
③考えて、
④並べる
 という
プロセスが問われる試験だと思うので、
少なくとも、事例Ⅰ~Ⅲについては、
一度やって答えを知ってしまった問題に
2回以上取り組むのは
無駄かなと思いました。

また、
これまで出題傾向や形式が
コロッコロ変わっており、
10年前の問題は
試験対策という意味では
あまり参考になりません。


それよりは、
過去5年分を1回ずつきっちり
とやれば良いかなと思います。


また、過去問は本試験と同じように
毎回80分掛けて答案を書くのが理想ですが、
それができない場合、
「与件を読んで、要素を抜き出して、考えて、
書く方向性を走り書きする」というだけでも
十分に有効だと思います。


私も、
過去問は過去5年分に絞り、
全てこの方法で
1題30~45分で答案構成するだけにしました。
これだと、復習も含めて
1題1時間半程度で可能です。



★過去問集の選び方


過去問もこれまた予備校によって
いくつかあるのですが、
是非お勧めしたいのが同友館の
『ふぞろいな合格答案』シリーズ。



これは毎年、
受験者の再現答案
+実際の成績開示をもとにした
詳細な獲得点数分析がなされていて、
それこそがウリなのですが、
なかなかの説得力と納得感があります。


二次・筆記試験で
求められている内容を短期間で掴むのに
これが一番、適していると感じました。


「二次試験は
何が正解かがよくわからない」
「受かった年は、みんなが
書いているようなことを
きちんと書けた年だった」
これも合格した人が
口を揃えて言うことです。

そのためには、
「何を書いたらどれだけの
点数(評価)がもらえたか」
っていう、出口からの分析が
もっとも合理的で説得的です。


TACの過去問題集も買ったのですが、
模範解答がおかしくて洗練されすぎていて
「80分でこんなの書けねぇよ」
と思うようなものばかりだったので、
ほとんど使いませんでした。



★筆記試験のクセを知る



さて、いくら
「常識で書けばそこそこ受かる」とはいえ、
筆記試験はそれなりにクセの強い試験であります。


「どのような課題であると考えられるか」とか
「プロモーションと販売の戦略を説明せよ」とかいった
抽象的なきかれ方が多く、
また、事例ごとにそれなりの「作法」があり、
これを上手く捉えていないと
点数が伸びないという問題があります。



「作法」と書きましたが、
これは弁護士目線では
「作法」であるように見える
という話。

たとえば、
・事例に出てくる経営者の意見・希望は
全て「正しい」という前提で捉える
・事例企業に「破産する」、「廃業を進める」
という選択肢はない
・発想のオリジナリティが試される試験
ではない(与件に書いてあることを使う)
・見えている「エサ」は必ず拾う
というように、
普段の弁護士的な視点や発想とは
若干違った姿勢
での
取り組みが求められます。



このようなクセや作法を身につけるため、
私はTACの二次直前通信講座を
受けることにしました。

これは、事例Ⅰ~事例Ⅳまでの問題演習と
添削・講義がそれぞれ3回
(4事例×3回=全12回)あるという
結構ハードなものだったのですが、
繰り返すうちに、問題要求のとらえ方や
何を答えたら良いのかが
だんだんとわかってきました。


9月のTAC二次公開模試は
31、27、35、20の合計113点と、
家で寝てた方が良かった
と思える点数でしたが、
その後、コツがわかってくると、
問題演習でもだんだん
合格点に近い点数が取れだしました。
(時間がなく、問題演習は
7回目で止まってしまいましたが、
それでも結構役に立ちました。)


出題の字数制限は
60字とか100字が多いけど、
160字っていうちょっと長めのときもあって、
それぞれの文字数感、つまり
「これくらい書いたら100字になる」
っていう感覚を
掴んでおく必要があります。

「だいたい100字を超えるときは
答えに入れる要素は
1つじゃなくて複数になる」
とかですね。

この辺は、過去問とか問題演習やっていたら
自然と身についてくると思いますが。




★ファイナルペーパーについて


二次の筆記試験では、
試験直前に見返すための
「ファイナルペーパー」というものを
作る人が多いようです。

名前のダサさは措くとして、
ケアレスミスをした点や
解答の方向性の確認など、
試験直前に注意喚起しておくべき点などを
まとめたものを作っておくというのは、
それなりに合理的です。

みんな作っていると聞くと
それに引っ張られる私も、
事例ごとに作っていました。



二次筆記ファイナルペーパー



とはいえ、ファイナルペーパーは
作る過程で
自分の頭の中が整理される点にも
大きな意味がある
ので、
自分のアタマの中とリンクしていない
他人の作った成果物だけを見ても
実はあまり参考にはなりません。

他人が履き古したパンツを
履いてるような違和感があります。

私の作ったものも
作り方の一例として
見てもらえると良いかと思います。


平成29年の二次・筆記試験では、
事例Ⅳで連結会計が出題されるなど、
若干面食らいましたが、
結果としてそれなりの点数で
合格することができました。

「それなり」というのは
「ムダのない」程度の意味です。



余談ですが、
二次・筆記試験では
(特に事例Ⅰや事例Ⅲでは)
実在の企業がモデルにされていることが多く、
H29の事例Ⅰは銘菓『ざびえる』で有名な
株式会社ざびえる本舗がモデルではないかと
言われています。

ただ、私はレーズンが苦手なので、
試験後、それを聞いたときも
特に感慨とかはありませんでした。


4 二次・口述試験対策

筆記試験が終わると
口述試験があります。


とはいえ、
そこそこの難関といわれる
二次・筆記試験と対照的に、
診断士の二次・口述試験は
国家試験の中でも
屈指の不合格率の低さを誇ります。

平成29年度では、
口述試験受験者830人中、
不合格になったのは2人です。
(おそらく、棄権とか遅刻とか
逮捕されてたとか、
とにかく、知識や受け答え
以外の原因じゃないかな。
知らんけど。)


一人10~20分程度の時間ですが、
会話さえできれば受かるといわれており、
よほどヤバいのを弾くためだけに
機能している試験だと
ウワサされています。


ただ、面倒なのは
筆記試験で出された事例Ⅰ~Ⅳを
そのまま用いて出題される上、
何も手元で見られないという点です。

「A社の強みはなんですか?」と訊かれたら
頭の中にある
事例Ⅰの与件の内容をもとに
自分の言葉で答えられなければなりません。

そういうわけで、
事例Ⅰ~Ⅳの内容は
ある程度頭に入れておくことになります。



一応、お金を払ってTACの
模擬口述試験を受けたのですが、
3人の試験官役の人から10分間
フルボッコにされた記憶しかありません。
(講評のときはさすがに優しかったですが)


ところが、本試験では
試験官の先生方は優しく、
かなり誘導もしてくれたので、
そこそこ上手く答えられることができました。


この口述試験だけは、
ほとんどの受験生がスーツで来るのですが、
多分私服でも落とされることは
ないんじゃないかと思います。



koujyutsu.png




そんなこんなで、
口述試験も無事合格できました。


簿記3級受かったときより
嬉しかった
ですね。



5 試験を終えてみて


さて、そんなわけで
予定よりちょっぴり長かった
私の診断士受験生活も
終わってしまいました。
今は、本業と並行して実務補習中です。

診断士試験では、
「見える化」や「経営戦略」、
「PDCAサイクル」、「シナジー」といった
企業経営以外の分野で使うと
意識高いとされる用語が頻繁に出てきて、
しかも、その意味を理解し活用できることが
当たり前のように求められます。

こういった用語の使い手に
普段から苦手意識を感じていた私も
今はさほど抵抗感がなくなりました。


また、診断士では
試験で問われる内容が、
その先にある経営診断の実務とも
結構な部分でリンクしています。

「試験で勉強したのに、
実務ではあんまり意味がなかった」
っていう分野
(例えば、司法試験でいうと
終身定期金とか場屋取引とか)が
比較的少ないということです。
(「経済学は実務でいらんよね」
という声はあるようですが…)


弁護士にとっては、
自分がやってる仕事との相乗効果が
発揮できる部分は多く、
間違いなく知識も視点も職域も
広がることに繋がるので、
興味を持った方には
是非お勧めしたい資格です。
(そして、事例Ⅳ対策で
同じように地獄を見て頂きたい。)






startgoal.png





実務補習や診断協会で得たつながりは
弁護士業のチャネルとして有効ということは
よく聞くのですが、
それよりもやっぱり、
初心に戻って、診断士としての仕事を
していきたいなと思っています。




最後に、診断士の勉強をする中で、
感銘を受けた経営学の大家の
言葉をいくつか紹介して終わりたいと思います。






trump01.png





trumo02.png






trumo03.png




この辺の感覚は今でも少し苦手。


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弁護士+中小企業診断士【前編】

こんにちわ、今年本厄
弁護士マコツです。


昨年末、
2回目の受験でようやく
中小企業診断士試験に
合格できたので、
今、本業と並行して
実務補習のまっただ中です。


せっかくなので、
これから診断士を受ける
同業の方向け

なぜ中小企業診断士を
受けようと思ったのかとか、
受かるまでに何をしたのかとか
その辺を備忘的に残しておこうと思いました。


1 受験の動機


まず受けようと思ったきっかけ。



気分転換に
ちょっと違ったことを
やってみたくなったから。

あるでしょ?そういうこと。



numa.png



弁護士の仕事の多くは、
何かトラブルが生じる(生じた)ことを
前提としたものが多いわけです。

それ自体は、
かなり意義のあることで、
自分でも好きでやってる仕事なんだけど
交渉や訴訟の中で攻撃防禦を繰り返してると
なにかもっと前向きな方向の仕事も
してみたいなと思ってしまう。

毎日の生活に何か刺激をと考えたとき、
診断士の資格取得はうってつけでした。



あともう一つ


法人の破産管財事件で出会うのは、
基本的に、
もう止まってしまった会社か
早晩止まるしかない会社です。
そこで、断片的に企業経営の難しさや
経営者の方の思いに触れることになります。




tousannnokimochi.png




そういった経験が増えるにつれ、
動いている会社の、
それも、法的問題だけじゃなくて
経営の面にも直に携われる
仕事をもっとしてみたい、
破綻処理じゃなくて
成長を支援する仕事がしたい
という思いが強くなってきました。







診断士の試験は、
短答式(マークシート式)試験、
筆記試験、
口述試験の三段階です。



sandankai01.png




司法試験の旧試験と
形式は似ています。



2 一次試験対策


一次試験は2日間で
【1日目】
①経済学・経済政策(60分)
②財務・会計(60分)
③企業経営理論(90分)
④運営管理(90分)
【2日目】
⑤経営法務(60分)
⑥経営情報システム(60分)
⑦中小企業経営・中小企業政策(90分)
の7科目を
受けるわけだけど、
弁護士はこのうち「②財務・会計」と
「⑤経営法務」は申請で免除してもらえます。




一次は科目毎に6割獲れたら科目合格、
4割を下回ったら足切り。
足切り科目なしで、
全体の6割(420点)以上あれば合格。
※科目合格した科目は
 合格の翌年と、翌々年、免除(60点)扱いが受けられる。


弁護士も科目免除を申請しなければ
この2科目は受けられるので、
6割以上とる自信があれば
免除を受けずに得点源にする
という
方法も考えられます。




しかし、私の知る限り、
弁護士で受験した人はこの2科目、
100%、免除を申請してます。



ほんとに、100%。





なんでなんでしょうね。








menjo.png






経営法務は、
民法、会社法、知的財産法
(特許法、意匠法、商標法、実用新案法とか)、
独占禁止法、不正競争防止法、
倒産関連の諸法なんかが出題範囲で、
それも結構細かい規制・制度の知識が
出題されているみたいです。
(受けてないからよく知らない)



全く法律に触れたことない人よりは
当然、理解はしやすいんだろうけど、
土俵が会社関連の特別法中心で、かつ、
知識重視の60分間の短答式試験というフォーマットで
6割取ろうと思うとそれなりの準備が必要。
早い話がめんどくさい



トリッキーな問題やボツ問など、
出題の仕方があまり洗練されていない印象もあって

得点源として期待できるというメリットよりも
デメリット・リスクの方が大きいので、
みんな免除申請してるんだと思います。



財務・会計に至っては、
そもそもなんで弁護士に
免除が認められているのかが
謎なレベル。




とはいえ、もらえるものは
ありがたくもらう人の多いこの時代、
財務・会計と経営法務は
ありがたく免除申請することになります。











さて、これで
残りは5科目に減りました。


とはいえ、
経済学だとか、企業経営理論だとか、
生産現場のオペレーション・マネジメントだとか、
普段の仕事ではなじみのない
話題ばっかり。


フライス盤と旋盤、ボール盤の違いなんて
普通に弁護士だけやってきた私には
全くわからんわけですよ。



そこで、勉強方法。



予備校通ったり、通信講座とったり、
勉強会に参加したり、色々あると思います。


私は
予備校には旧試のときに
一生分の講義代を支払っていたので、

診断士は市販のテキストを買って
独学することにしました。



テキストは、
TACのスピードテキスト(スピテキ)×5科目。

色々見てみたけど、
過去問に対応できる情報量がそろってて
一番活用しやすいと感じたのが
スピテキでした。


こんなやつね。







今気付いたけど、
結構高いですね、これ。

でもおすすめ。




それと、
TACの第1次試験過去問題集×5。






企業経営理論、運営管理、
経営情報システムに関して言えば
これでばっちりです。


あと、「普段、事件の依頼がなくて、
3時くらいから毎日映画見に行ってる」
ってくらい余裕があれば
TACのスピード問題集(スピ問)を
やってもいいと思うけれど、
本試験とは形式や傾向が結構違うので、
スピ問は過去問やった後に
ほんとに余裕があったらでいいと思います。


私は、アプリ版の当年版スピ問を買って
移動中にやっていました。



ただ、企業経営理論と運営管理は
学生時代から法学一本でやってきた人には
どうしても内容がなじみのないものになるので、
間延びして意欲が続かなくなりがち。


なのでできるだけ、具体的にイメージを持ちながら
読み進められるように
工夫できるといいかもしれません。






ppm.png





中小企業経営・中小企業政策だけは
かなり特殊で、
ほぼ暗記の吐き出し
の科目です。



下請法の適用パターンみたいに
若干弁護士に有利な問題も出ますが、
大半は、業種毎の事業数、
事業数、従業者数の多い順番とか、
「2011年~2014年で、大企業と中小を比べた場合、
自己資本比率、売上高経常利益率、労働生産性は
大企業の方が一貫して高いけど、
当座比率、付加価値率は
中小の方が一貫して高い」とか、
こんなん覚えさせてどうすんだっていう事柄を
延々覚えるというように、
ドM目線の苦行感の強い科目です。



しかも、取り上げられる施策や指標の内容が
中小企業白書に合わせて
毎年変わるので
過去問を解く際は注意が必要です。

中小企業経営・中小企業政策は、
試験の1~2週間前位から
詰め込みで暗記し始め、
試験の2日目当日に知識MAXになるように
仕上げられればOK。
試験の2日後には
ほとんどの知識が抜けてます。




それと、個人的に
少し引っかかりを感じることが多かった科目が
経済学・経済政策


大学の教養科目とかでも
勉強したことがなかったので、
いろいろと面白かった反面、
細かい部分で
ツッコミ入れたくなるポイントがありました。


例えば、
グラフ上で線が曲がってても
曲がってなくても
全部「~曲線」っていうとかね。




kyokusen.png





まあどうでもいい話ですわ。




あと、弁護士的に気になったのは
『囚人のジレンマ』






syujinnojirenma.png




まあこれもどうでもいい話ですわ。





経済は、市販のTACのテキストと
過去問やるだけで、
しっかりした理解ができるか
心配だったので、
石川秀樹先生の
『速習!ミクロ経済学』

『速習!マクロ経済学』を買いました。





これは、YouTubeでテキスト対応の
講義動画が無料で見られるというスグレモノです。 

たしかに、
ミクロ経済もマクロ経済も
深いところから
かなり詳しく説明されているので
よくわかります。

ただ、それだけに
全部やっていると時間が足りない。

経済学・経済政策は
60分で100点の科目なので、
さくっと終わらせる方がいいと思い、
結局、三面等価の原則、45度線分析、
IS・LM・AD曲線、
上級・中級・下級財、
ギッフェン財(じゃがいも飢饉)みたいな
なんか素人的にみて
重要そうなとこ
だけに絞り、
あとはスピテキで対応しました。




その結果、1年目の一次試験は
経済:56
財務:60(免除)
経営:63(科目合格)
運営:50
法務:60(免除)
情報:60(科目合格)
中小:59
の総合408点で不合格。




ochita01.png









一年目の敗因が何であったのか。





多分ですが、
あんまり
勉強してなかったから

じゃないかと思います。



捲土重来を期して臨んだ2年目は
2つの科目合格(経営、情報)による免除で
経済、運営、中小の3科目だけの受験。

今となっては
点数は忘れましたが
無事、合格できました。




以下、後編に続きます。




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GPSのわななき


manga.png





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四年目。

全ての独立は
協働の発展的解消である。
ただしそこに至る経緯は
実に様々である。
                 -まこつ-



本日で、私が独立してから
4年目に突入しました。
早いものですね。

出るまでは不安だったけど
何とかなるもんですね。

これからも弁護士として
人任せにせず頑張りますので、
宜しくお願い致します。





makotsuden01.png










そんなわけで、
みんなでクボリ伝買おうぜ!








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コラボレイション・ブレイクダウン

こんにちは、
最近、憑かれたように
ミカンばっかり食ってる
弁護士中村★まこつです。

気付けば、師走が目前ですね。
このブログの存在を忘れていました。



いきなりですが、こんど、
要件事実マニュアルで有名な
岡口基一裁判官と私の
対談企画の書籍が
出ることになりました。




okamako01.png









書籍名は
『裁判官!当職そこが
知りたかったのです。
-民事訴訟がはかどる本-』

拙著『若手法律家のための
法律相談入門』
と同じ
学陽書房からで、
押しの強いタイトルもそのまま。



民事訴訟を題材に
私と岡口さんとで対談を行い、
立証や審理のあり方、
普段見えてこない
お互いの仕事の裏側、
公的な懇談会や協議会では
話題にしづらいトピックなどに
白飛び寸前まで光を当てようという
猟奇性の強い企画の本です。



イメージ的には
こんなかんじかな。



makotoguti.png


あと、少し見にくいですが、
これが目次です。



目次ファイル001




弁護士である当職と
裁判官である岡口さんとで
結構好き勝手に話した内容を
文字起こししたものが
ベースになりますが、
そこにふざけたイラストを
大量にぶち込んだため、
遠目には奇書であることは
間違いありません。


あんまり著者自身が
「奇書」って言わない方が
いいのかな?



とまれ、
これが表紙になる予定です。



title.png




弁護士バッジを描くのが大変でした。


この本が書店の棚の
内田民法ⅢとⅣの間に
陳列されると思うと、

普段は嫌な起案も苦になりません。


ただし、カテゴリ的には
法律書ではなく
サブカル本になります。






このご時世ですからね、
ネットでも注文できますよ。


amazon


楽天ブックス



ヨドバシ.com
『裁判官!当職そこが知りたかったのです』





さて、
流通活性化の見地から
いくつか連絡事項があります。




まず一点目。


初版には、
私描き下ろしのしおりが入ります。
今後の増刷分に入るかは未定なので、
好事家の方はお急ぎください。

このしおりには裏と表に絵があり、
今回の企画で
一番最初に描いたものです。
「本の中に載せるには憚られる内容で
何か描いてください」という指示があり、
いったい何考えてるんだ
この会社と思いながら、
一生懸命描きました。


私が死んだ後に少しだけ
価値が上がるかもしれません。




あと、しおりの中には
大当たりとして、
私と岡口裁判官の直筆サイン入りの
ものがあります。
私ので30部なので、
岡口さんのサイン入りも
30部くらいあるんじゃないかな。



直筆サインってば
こんな感じね。



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当然、私の方は
関西人の嗜みとして、
この大当たりの中にもハズレ
忍ばせています。



こんなのとか、
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こんなのとかね。
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二点目。



ネットでも予約できるって
書きましたけどね、
①大阪高裁内のブックセンター
②東京高裁内の至誠堂書店
③東京の弁護士会館ブックセンター
のいずれかで
この本を予約すると、
ポストカードがもらえる模様です。

どんなデザインかというと、
こんなのらしいです。



unnamed.png



























































makon.png




このポストカードの使いどころを
私に聞かれても困りますが、
例えば、修習や駆け出しの頃に
お世話になった師匠や兄弁、姉弁、
もしくは弟・妹(ないしそれ以外の)弁護士に
近況報告名目で送り付ける
とかするといいんじゃないかな。




以上です。

書店さんへの流通は12月中旬以降の予定。
12/8以降、約1週間程度で
各地の書店さんへ本がゆきわたります。
※地域や店舗によってバラツキあり。






さて、中身の対談ですが、
当初予想してたよりも
スムーズかつステイブルに
進めることができました。




hld.png




私、最初、対談本なんて
文字中心で、
好き勝手に喋ったら
誰かが書き起こしてくれて、
適宜文章も補ってくれて、
それだけで本になると
安易に思ってたのよね。

自分で書くよりはラクだと。

でも、対談のために
出版社に行ったら
担当者さん一人しかいなくて
ああコレは自分でやるパターンだ、
やっちまったなと。




思いのほかたくさん
絵を描く必要があって
全然楽じゃなかったです。

そもそも、この企画の成り立ちも
いろいろあって、
実は私なりにまじめな動機めいたものはあったのですが、
その辺ははしがきと
あとがきの漫画に
少し描いてるので

よろしくご参照ください。





いらないことついでに書くと、
実は今回の本は
もともと9月に発売される
予定だったんだけど、
ちょっとばかし
遅れることになったのよね。





sep01.png





よくわからない理由で遅れるのって、
本も準備書面も同じですよね。














action01.png







ちなみに、
イラストの方もかなり納入が
遅れていたので、
必ずしも大人の事情ばっかりが
遅れた原因ではないかもしれません。



また、このテの企画の常ですが、
対談、意見交換の現場で出てくる話題は
生々しくエッジの効いたものが多いのですが、
それを読み物とするには
それなりの取捨選択と精錬が必要になります。

センセーショナルなだけでは
商品にはならないものね。






operation.png




そういうわけで、
たくさんの人の英知と尽力により、
最終的には本の内容は
程よく生臭さの取り除かれた
読み応えのあるものに
なったと思います。

特に、裁判所と民事の代理人の間に
生じがちな軋轢の正体を取り除き、
相互理解を深める手がかりの
一端のひとかけらには
迫れたような気がします。





もちろん、本書の内容も
どこまで行っても
一裁判官、一弁護士の
経験に基づく見解、意見でしかありません。




まあ、
「そんな形もあるんだ」的な目線で
ゆる~く買って、
ゆる~く読んでくれたら
いいんじゃないかな。


あと、今回の企画で描いた絵は、
各章末の4コマや
あとがきを含めて
それなりの数になったんですが、
今回はただの1カ所も
訂正等の指摘が入らなかったのですね(^o^)



というわけで、
興味を持ってくださった方は
是非お買い上げをお願いいたしますm(_ _)m



lasttemisu01.png









【最後に】

今回の企画は、
弁護士側は私でなくても成り立ったと思いますが、
相手方の裁判官は、
岡口さんでなければなりませんでした。

それは、民事訴訟手続一般にとどまるのではなく、
裁判の現状に通じ、ある程度客観的な見地から
その長所と課題に言及できること、
業界全体の行く末について
点ではなく線で話ができること、
そしてそれらの意見が(賛否はともかく)
広く受け止められやすい立場の方であること
といった種々の要請があったためです。

お忙しい中、今回の企画に賛同頂き、
積極的かつ好意的に協力してくださった、
岡口基一裁判官には深く、深く感謝致します。


また、対談を進めやすいように
細やかな心遣いをして頂いた
担当編集者Iさんを初めとする学陽書房の皆様、
急ピッチで印刷と流通の準備を
進めて頂いている関係者の方、
本当にありがとうございます。

ではまた(^o^)








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南九州に巨石を投じたことがある

もといた事務所の弟弁護士兼
鹿児島事務所長だった
マキセくん(まきじい)が
地元紙のウェブサイトに
法律のコラムを書いててね。

で、一時期、当職が
そこに掲載するイラストを
描いていたことがありました。


そのときの画像データが
まとまって見つかりました。
(人間、いつ死ぬるかわからんから
HDDの中身は常日頃から
よく確認しとくべきよね)


神戸の当職と、
鹿児島のマキセくんの共同作業、
つまり港の妖精と薩摩隼人のコラボの
ハシリみたいなもんですね。

うちは妻が山口の出なので、
ある意味、薩長同盟の趣もあるよね。



そのときのイラストを載せるだけで、
絵を描かずにラクに更新できるって
寸法よ。





01 まきじい、示談を語る

006isyaryou_20170716212326973.gif

これはたしか一番最初の回で
「交通事故で加害者側から
示談案を提示されたら、
示談する前にその内容を
よく検討しないといけないでごわす」
って内容のコラムだったと思うよ。


最初、ブログと同じで
正方形(200*200px)の画像を
作ったんだけど、
そのあと文字も含めて
200*400pxに作り直したもの。

慣れないサイズ指定で
文字にまだ躍動感がないのよね。


美女がお紅茶を飲みながら、
軽々しく法律問題を語らうという
業界では使い古されたシチュエーション
中央に先駆けて取り入れてみたこの先見の明。





02 まきじい、主婦に言及する

007syufu_201707162123285e7.jpg

これは、主婦休損を取り上げたときの
(だったと思う。)。
「主婦の休業損害やら逸失利益は
賃金センサスで算定されることが
多いでごわしょう」
っていう内容だったと思います。

このころはまだ紙に描いた絵を
スキャンしてPCに取り込んでたんだけど、
元の絵では抱いてる赤ん坊がお漏らししてて、
主婦の左手が汚れてる描写があったのね。

ほら、赤ん坊って漏らすじゃない?
漏らすものを漏らさないように
描くのは適切じゃないじゃない?

サイズの関係がなければ
そのまま出してたんだけどね。
トリミングの妙ですわ。






03 まきじい、相続放棄を持ち出す

008souzokuhouki_20170716212329654.jpg


これは忘れもしない、
相続放棄を取り上げた回の
イラストです。

記事自体の内容も
ストレートに
「放棄ごわす」
って感じでした。
示現流二の太刀いらず。

思わぬ薩摩隼人の猛攻に、
狼狽した当職は
よく考えずに
イラストのセリフも
関西弁で載せてしまったでごわす。
一生の不覚。


誤チェストにごわすか?





04 まきじい、年金分割の構えを見せる

009bunkatsu_2017071621233075d.jpg


これは熟年離婚絡みで
年金分割を取り上げた回のもの
だったはず。

今となっては
内容は殆ど思い出せないんだけど、
示現流一の太刀で
「夫婦関係も年金も
一刀両断ごわす」的な
感じだったと思うのよ。




俺はね、示現流については
鹿児島の人よりも
詳しいと思いますよ。
鬼平犯科帳、24巻まで
Kindleで読んでるからね。








05 まきじい、子の福祉に思いを馳せる

010shinken_20170716212332060.jpg


これもよく覚えていないけど、
離婚と親権者の指定に関する
お話だったような気がするよ。

別れようとする夫婦
(よしかず、きぬよ)の間で
翻弄される未成年者(まさる)を
描いたものですが、
うっかり父母を白目のまま出したところ
そのまま載ったというね。


ウェブ関係の媒体は
紙に残らないので
少々のムリは通るんだよ。





06 まきじい、財産分与に切り込む

011bunyo_20170716212333b32.jpg


これは財産分与。

「なにが分与の対象んなるか、
薩摩と長州の垣根ば取り払って
みんなで考えんといけんごわす」
って感じじゃなかったかな。

ネタ的によいこのみんなには
ちょっと難しかったかな?





07 まきじい、遺言を「ゆいごん」と読む

012yuigon_20170716212335ad3.jpg


これは、遺言が見つかったときの
お話だったと思う。
ほとんどコラムの内容覚えてないから、
絵を見て想像しているよ。
こういうのを
リバースエンジニアリングって
言うんだ。
覚えておこうね。

「遺言書見つけたら、
公正証書遺言以外は検認ごわす」だとか、
そういう話を書いてたんじゃないのかな。

そういえば、西郷隆盛は
「子孫のために美田を残さず」と
語ったとか語らなかったとか。

ビデン 香りのヘアカラー。





08 まきじい、体を張る(設定上)

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これは自転車事故が社会問題化してて
「自転車用の賠償責任保険に
入らないかんでごわしょう?」
ってネタだったと思う。

月イチのコラムだったんだけど、
それでもネタに困ることはあって
そういう時は
えらく安易な方向に流れるのよ。

水と意識は
高い方から低い方へと流れるという…。

みんな自転車保険、入ってる?
当職は二件も入ってるよ。
ここ一年、自転車乗ってないのに。


09 まきじい、再度遺言を「ゆいごん」と読む

yumenikki.jpg

これは、遺言の大切さを
もう一度訴えかける
内容だったと思いますよ。








(童謡)セッちゃん

セッちゃんはね、
セツ子っていうんだ、ほんとはね。
だけど、旦那のやってる
喫茶店の経営が不振だから
なんとかお父さんに
遺言書を書いてもらいたい
んだよ、
おかしいな、セッちゃん。





この絵が一番気に入ってたよ。
見つかって良かった。






10 まきじい、夫婦について考える

102jiyuu.jpg


婚姻の継続にとって
重要なものって
なんなのかな?
お金?
価値観?
それともアタシ?

「まっこと夫婦(めおと)は
薩長同盟のごたるには
いかんでごわす」とか
そういう話だったんじゃないかな?


※方言はテキトーです。















11 まきじい、安易な見通しは避ける

103kabarai.jpg


これは多分過払い回。

過払金の返還請求を
現代の戊辰戦争になぞらえた、
それなりに説得力のある
コラムだったような気がします。

「最近は業者も渋くなって
なかなか無血開城とは
いかなくなりましたが、
みなさんいかがお過ごしでごわすか?」


※世界史選択だったので
日本の近代史はよくわかっていません。







12 出たがりまこつ、顔を出す

104kashitsu.jpg

最終回だからね、
一応ワイも出とくよね。

これは交通事故の過失割合が
テーマだったと思います。


この自分の絵は気に入って、
LINEのスタンプの絵柄にも
使ったのでした。





以上で甘酸っぱい思い出に
浸る時間はおしまい。
ちゃんと数えたら、
1年間やって12回分ちゃんとあった。
よかった!


マキセくん元気してるかなぁ。





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今話題のeラーニング!!

こんばんわ、
「自分をよく見せるためにつく嘘を
決して許さない市民の会」

代表の弁護士中村真です。
(会員募集中)



人間、等身大の自分がいちばんやで。
そのサイズで棺桶に入るんやから。



あんまり更新がないと
FC2さんの計らいで
粋でいなせな広告が
表示されてしまうので、

過去の仕事ぶりを切り売りしながら、
更新することにしました。





そういえば、ちょっと前、
ある業界の会報の関係から
eラーニングの利用促進用の
イラストのお話がありまして、
そのときにこっそり作ったやつ。

初めての連作だったのですが、
完成してから無事我に返り
お蔵入りにしていたものです。














mayu01.png
mayu02.png












ちょっと




























感じ悪いね~。





これを載せられる業界紙は
存在しないので、
この世界の片隅に
そっと掲載します。
そうよね、すずさん。



残念ながら本来の形で
日の目を見ることはありませんでしたが、
作りながら、
「ああ、アレはこうなってたのか」と
いろいろ気づきを与えてくれる
得がたい経験となりました。


ちなみに「気づき」といった
都合の良い単語を連呼する人を
簡単に信用してはいけません。




伸び盛りのみなさんに。



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プロフィール

弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。当職が出資したクラウドファンディングはたいてい頓挫します。

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