わかりやすい管財人の報告
「本日付の報告書の記載通りです」で済むだろう思って集会に出たら
予想外に債権者の方々が多数出席されてて
裁判所から「それでは管財人から業務の報告を」ととっさに言われ
うろたえて脇汗の沼を作るというのは
管財事件ではよくあること。
で、第一回でいろいろ突っ込まれたので
詳細な報告の進行表を作って
軽くリハーサルもして第二回集会に臨んだのに
ほとんど債権者来てなくて
今度は涙の川を作るというのも管財事件ではよくあること。
ともあれ、破産の集会に来られる債権者は
金融機関の担当者ばかりとは限らず、
中には「なけなしの売掛債権や貸付債権が焦げ付いた」という
個人事業者や個人の方もおられます。
そして、これらの債権者に対しても
破産財団の状況や今後の進捗を
わかりやすく伝えるというのは
管財人の重要な責務であると思います。
ところが、破産管財事件では、
別除権や交付要求、否認権などのほか
国際破産管轄における「逆推知説」、
コミットメント・ライン契約(特定融資枠契約)、
内外人完全平等主義といった難解な用語が
少なくありません。
(私も後ろの3つは知りません。)
そのため、報告書面や集会期日での口頭の説明でも、
できるだけわかりやすく報告する努力が
必要だと思うのですがいかがでしょうか。
たとえば、集会での報告のうち、
わかりにくい部分については紙芝居を用いるなどということも
可能性の一つとして考えられると思います。

なお、いくらわかりやすくするためとはいえ
破産の集会で紙芝居を使うなどというのは論外ですが、
ただでさえヤヤコシイ用語や言い回しの多い
この業界に身を置く我々としては、
意識的にわかりやすさを追求する心がけが
必要ではないでしょうか。

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予想外に債権者の方々が多数出席されてて
裁判所から「それでは管財人から業務の報告を」ととっさに言われ
うろたえて脇汗の沼を作るというのは
管財事件ではよくあること。
で、第一回でいろいろ突っ込まれたので
詳細な報告の進行表を作って
軽くリハーサルもして第二回集会に臨んだのに
ほとんど債権者来てなくて
今度は涙の川を作るというのも管財事件ではよくあること。
ともあれ、破産の集会に来られる債権者は
金融機関の担当者ばかりとは限らず、
中には「なけなしの売掛債権や貸付債権が焦げ付いた」という
個人事業者や個人の方もおられます。
そして、これらの債権者に対しても
破産財団の状況や今後の進捗を
わかりやすく伝えるというのは
管財人の重要な責務であると思います。
ところが、破産管財事件では、
別除権や交付要求、否認権などのほか
国際破産管轄における「逆推知説」、
コミットメント・ライン契約(特定融資枠契約)、
内外人完全平等主義といった難解な用語が
少なくありません。
(私も後ろの3つは知りません。)
そのため、報告書面や集会期日での口頭の説明でも、
できるだけわかりやすく報告する努力が
必要だと思うのですがいかがでしょうか。
たとえば、集会での報告のうち、
わかりにくい部分については紙芝居を用いるなどということも
可能性の一つとして考えられると思います。

なお、いくらわかりやすくするためとはいえ
破産の集会で紙芝居を使うなどというのは論外ですが、
ただでさえヤヤコシイ用語や言い回しの多い
この業界に身を置く我々としては、
意識的にわかりやすさを追求する心がけが
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