デモ行進でメディア出演

そういえば、
この間、司法修習生の給費制廃止反対のデモ行進に参加しました

弁護士会作成の法被を着て、
看板を持って
元町を練り歩いたのです。

司法修習生は、司法試験に合格し、
裁判官・検察官・弁護士になるために国の機関(最高裁判所司法研修所)で
修行中の身分です。
で、準国家公務員の立場になるので、国から一定額の給与の支払いを受けているんですが、
「修行中→仕事をしているわけではない!」という理屈で
「仕事をしているわけでもないのに国から給与を払うのは何事か!」と言って
2010年合格者から、給与制を廃止し、国からの貸与制にしようという動きがあったわけです。

これに対して各地の弁護士会は反対の意見を表明し、
「貸与制移行反対!国は給費制を維持せよ!」という声明を出したり
今回のようにデモ行進を行ったりしているのです。

司法修習生は準国家公務員なので、
「修習専念義務」という義務が課されており、
アルバイト等を行うことは認められていません(この点は普通の公務員と同じ。)。
また、修行中とは言っても、将来一定程度で公益に資する活動をすべき
社会的義務があるわけで、その意味からも修習生の給料を
税金で負担してやるのは
ある意味合理的ではないのかなぁなんて考えたりしています。

ところが一般の方々は
なかなかそうは思ってくれないようです。

それはそうと、
このときのデモ行進の様子は
報道各社が取材に来ておりまして、行進開始からたくさんのカメラが回っておりました。
見栄え的に数字が取れると考えたためか、
いくつかのカメラが私を抜いているように感じられましたので、
ひときわ大きな声で「若者の未来を潰すな!」「給費制廃止反対!」「断固反対!」と
大きな声を張り上げました。
ちなみにここでいう「若者」というのはおそらく司法修習生のことです。

ところが、実際に家に帰って録画していたニュース映像を
確認したところ、自分の写っている姿はほんの数コマで、
まるで映しちゃならんと避けているかのような編集でした。



全くとんでもない話です。
ちなみに上の画像はニュース映像を高度な技術(iPhone)で
デジタルキャプチャ(画面を写真撮影)したものです。
いかがですか?


結局、与野党が土壇場で水面下の折衝を続けた結果、
とりあえず2010年合格者については給費制廃止は取りやめになり、
最低1年延期の上、さらに協議を行うこととなった様子。
これは、わが弁護士会のデモ行進が多大な成果を上げた結果に違いありません。

被害者本人による示談交渉の結果

先日、依頼を受けた交通事故被害者の方の事件を処理していくと、既に2年前に被害者本人の方が保険会社との間で「免責証書」という形で示談を済ませてしまっていたことがわかりました。

弁護士に依頼せず被害者ご本人やその親族の方が加害者や保険会社と交渉されているケースは多いのですが、交通事故に関する法的な知識が不十分なために、本来請求できる金額を請求せずに不利な示談をしてしまっている事案が多いように思われます。
とりわけ、よく感じるのが、「請求できる損害費目」と「請求できない損害費目」に関する認識が、一般の方と交通事故に長けた専門家との間で少なからずずれているということです。
そのため、残念ながら、弁護士費用の負担がない代わりに損害賠償額で大きく損をしてしまっていると思われる事案も少なからずあります。

加害者や保険会社としては、支払う額が低い方が当然ありがたいわけですから、いろいろな理由を付けて値切ってきたり、被害者の方の主張が法律上通らないものであるかのように主張したりして、少しでも賠償額を減らそうとするのが一般的です。
同じような心理は加害者側の弁護士にも当然働いているのですが、やはり被害者の方としては、「(保険会社はともかく)弁護士なら被害者のことをちゃんと考えて処理してくれるはず」と考えてしまうことが多いようです(特に、弁護士は本来なんでもない当然の請求をいかにも「あなたに有利になるように認めさせてもらいましたよ」と見せかけるのが非常に巧いということは知っておくべきです。)。

残念ながら、上記の案件は被害者が内容に一応納得した上で免責証書に署名・押印してしまっていたため、これを覆すことは難しいと判断される事案でした。
せめて、保険会社からの示談の申出がなされたときに、その内容が妥当かどうかを専門家に相談してもらえていたらと思われてなりません。

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Blogはじめました。

兵庫県弁護士会所属の弁護士中村真(なかむら・まこと)です。
弁護士8年目に突入しました。
これから、弁護士として日々感じる事柄などを書いていきたいと思います。
プロフィール

弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。自宅マンションに鳩が来るのが悩みです。

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