東京に行ってきたよ(後編)
というわけで、(前編)からの続き。
午前8時に東京駅のスタバを出て一人。
期日は13:30なのであと5時間以上ある計算です。
用意周到で知られる私のこと、
東京高裁は東京メトロの有楽町線「桜田門」駅から
歩いて行けることを調査済みでした。
どうせ東京もんは毎年桜の季節には
「桜田門の桜だもん!」という寒い洒落を飛ばして
一喜一憂しているんだろうと考えながら
東京駅の中を有楽町線の乗り場を
目指して歩いていました。
ところが、どうしたことか
東京駅の中をくまなく歩いてみても
「有楽町線」という案内表示が見当たりません。
「丸ノ内線」とか「総武線」とかは書いてあるのですが、
「有楽町線」がありません。
35分くらい行ったり来たりしてようやく
「あ、そーか。有楽町線って地下鉄じゃなくてJRなんだ。」と思い直して
JRに戻ってみましたがハズレ。
そもそも「歩いている人に聞く」という解決法は
地方から出てきた者には考えられないほど高いハードルなのですが、
こういったメンタリティは生粋の東京人には永遠に理解できないでしょう。

どうやら、有楽町線には「東京駅」というものが
(少なくとも今は)無さそうだと気づいて、
仕方なく丸ノ内線で霞ヶ関へ。
道中、「おっかしいなぁ。前、あったと思ったけどなぁ。」と
頭をひねりつつ、東京高裁についたのが9時過ぎ。
東京地裁・高裁は
民事部の数だけで2,000余を数え、
係属中の事件数は常に25万を超えるという
日本一の超弩級大規模庁であり、
ここでは3秒に1件の割合で
判決言い渡しがなされているといわれています。
(多少、盛ってます。)
実は東京地裁・高裁にくるのは何度目かなのですが、
この庁の入り口には、よく空港にあるみたいな
金属探知機があって
当事者など一般の人はそっちを通らないといけないんだよね。
弁護士とか検察官などの司法関係者は
バッジをしていれば
普通の入り口で問題なく入られるけど。
物騒な土地柄では東京を遙かに凌駕するはずの
大阪地裁・高裁では
こんな物々しい厳重な警戒は全くなされていないので
東京地裁・高裁の入り口での検査を見るたびに
妙な違和感を感じてしまいます。

裁判所に潜り込んだはいいものの、
まだ期日まで4時間以上がありました。
仕方ないので、中にある弁護士待合室に入っていって
事件の記録に一通り目を通すことに。
といっても、一審で人証調べも無く
全面勝訴したという事案だったので
記録は異様に薄く、30分程度で
することがなくなってしまいました。
そのため、他の弁護士の観察をすることにしました。
東京は本当にいろんな風貌の先生方がいるなぁ。

結局2時間を待合室で過ごし、
おなかが空いてきたので出ることに。
出るときに、ナントカ主党にいて
ボス議員の金の絡みで有罪判決を受けてた
ナントカっていう衆議院議員がいたよ。
控訴審の第1回期日だったみたい。
東京地裁の地下には他の庁とは
比べものにならないくらいしっかりした
食堂があることを私は知っていた。
ただ、その食堂に対する職員の
依存度の高さを知らなかったばっかりに
昼過ぎに大荷物でたどり着いた私は
昼ご飯にありつけなかったのである。
(やっぱりあれかな、
部の裁判官が連れだって地下の食堂行くときには
「部長、食堂でも『食券』行使するんすか?(笑)」
「こいつめ!」っていうやりとりがあるのかな?)
で、腹が減っても戦はできるとばかりに
ようやく待ちに待った期日開始。
5分で終わりました。

そのあと、15階の書記官室で和解協議があったから
まだ良かったようなものの、
弁論期日だけだったら何のために東京に来たのか
わからなくなるとこでした。
そのあと、弁護士会の地下で遅めのお昼を取り、
夕方の新幹線で神戸に帰りましたとさ。
めでたしめでたし。

今回の東京行きで学んだことは、
・寝台列車は疲れが溜まるだけで何らいいことが無い。
・弁護士待合室で4時間潰すのにはかなり無理がある。
・有楽町線には(少なくとも現在は)「東京」駅はない。
というところでしょうか。

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午前8時に東京駅のスタバを出て一人。
期日は13:30なのであと5時間以上ある計算です。
用意周到で知られる私のこと、
東京高裁は東京メトロの有楽町線「桜田門」駅から
歩いて行けることを調査済みでした。
どうせ東京もんは毎年桜の季節には
「桜田門の桜だもん!」という寒い洒落を飛ばして
一喜一憂しているんだろうと考えながら
東京駅の中を有楽町線の乗り場を
目指して歩いていました。
ところが、どうしたことか
東京駅の中をくまなく歩いてみても
「有楽町線」という案内表示が見当たりません。
「丸ノ内線」とか「総武線」とかは書いてあるのですが、
「有楽町線」がありません。
35分くらい行ったり来たりしてようやく
「あ、そーか。有楽町線って地下鉄じゃなくてJRなんだ。」と思い直して
JRに戻ってみましたがハズレ。
そもそも「歩いている人に聞く」という解決法は
地方から出てきた者には考えられないほど高いハードルなのですが、
こういったメンタリティは生粋の東京人には永遠に理解できないでしょう。

どうやら、有楽町線には「東京駅」というものが
(少なくとも今は)無さそうだと気づいて、
仕方なく丸ノ内線で霞ヶ関へ。
道中、「おっかしいなぁ。前、あったと思ったけどなぁ。」と
頭をひねりつつ、東京高裁についたのが9時過ぎ。
東京地裁・高裁は
民事部の数だけで2,000余を数え、
係属中の事件数は常に25万を超えるという
日本一の超弩級大規模庁であり、
ここでは3秒に1件の割合で
判決言い渡しがなされているといわれています。
(多少、盛ってます。)
実は東京地裁・高裁にくるのは何度目かなのですが、
この庁の入り口には、よく空港にあるみたいな
金属探知機があって
当事者など一般の人はそっちを通らないといけないんだよね。
弁護士とか検察官などの司法関係者は
バッジをしていれば
普通の入り口で問題なく入られるけど。
大阪地裁・高裁では
こんな物々しい厳重な警戒は全くなされていないので
東京地裁・高裁の入り口での検査を見るたびに
妙な違和感を感じてしまいます。

裁判所に潜り込んだはいいものの、
まだ期日まで4時間以上がありました。
仕方ないので、中にある弁護士待合室に入っていって
事件の記録に一通り目を通すことに。
といっても、一審で人証調べも無く
全面勝訴したという事案だったので
記録は異様に薄く、30分程度で
することがなくなってしまいました。
そのため、他の弁護士の観察をすることにしました。
東京は本当にいろんな風貌の先生方がいるなぁ。

結局2時間を待合室で過ごし、
おなかが空いてきたので出ることに。
出るときに、ナントカ主党にいて
ボス議員の金の絡みで有罪判決を受けてた
ナントカっていう衆議院議員がいたよ。
控訴審の第1回期日だったみたい。
東京地裁の地下には他の庁とは
比べものにならないくらいしっかりした
食堂があることを私は知っていた。
ただ、その食堂に対する職員の
依存度の高さを知らなかったばっかりに
昼過ぎに大荷物でたどり着いた私は
昼ご飯にありつけなかったのである。
(やっぱりあれかな、
部の裁判官が連れだって地下の食堂行くときには
「部長、食堂でも『食券』行使するんすか?(笑)」
「こいつめ!」っていうやりとりがあるのかな?)
で、腹が減っても戦はできるとばかりに
ようやく待ちに待った期日開始。
5分で終わりました。

そのあと、15階の書記官室で和解協議があったから
まだ良かったようなものの、
弁論期日だけだったら何のために東京に来たのか
わからなくなるとこでした。
そのあと、弁護士会の地下で遅めのお昼を取り、
夕方の新幹線で神戸に帰りましたとさ。
めでたしめでたし。

今回の東京行きで学んだことは、
・寝台列車は疲れが溜まるだけで何らいいことが無い。
・弁護士待合室で4時間潰すのにはかなり無理がある。
・有楽町線には(少なくとも現在は)「東京」駅はない。
というところでしょうか。

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