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Trick or Treat

季節感イベントをひときわ大切にする
弁護士中村真です。

「季節やイベントを重視する」
→「世界や人に対する洞察力、集団での協調性が高まる」
→「良い書面が書ける」
→「モテる」という自然な流れは
弁護士であれば誰しも大切にしたいものですね。

で、ようやく涼しくなってきたと思ったら
あっという間にハロウィンの季節がやってきました。
元々は欧米で盛んな宗教的意味合いの強い行事ですが、
私が子供だったころと違って、
最近は日本でも「ハロウィン」がイベントとして
定着してきたような気がします。

わざわざ「日本でも」と書いたのは
私が以前オーストリアで暮らしていた頃には、
本格的なジャックランタンや
可愛く着飾った子供たちを街でよく目にしていたからです。
(実は私は大学生のころ事情があって
一時期、ウィーンで暮らしていたことがあるのですが(4日間)、
ハロウィンの「ウィーン」とウィーンは特には関係がなさそうです。)

なお、このハロウィンの浸透は
法曹界も例外ではなく、
この時期は、私の活躍するK地裁管内でも法曹関係者の
コスプレが頻繁に見られます。

trickortreat.jpg

私のお気に入りは箒(ほうき)を持った魔女のコスプレなのですが、
「ほうき」で「相続放棄」を連想したあなたは
生粋の法律家としての素養抜群です。


ところで、わが弁護士法人あさひ法律事務所の
鹿児島事務所所長(初代)として
南九州一帯に睨みを利かせる弁護士牧瀬祥一郎君
「南日本新聞」にてコラム「フェリア 私を守る法律のはなし」を連載中です。
そして、その最新号(10月5日号)のテーマがなんと
「借金を相続しないために 相続放棄と限定承認」
というものであり、ここでも「箒」と「放棄」の
奇妙な符合を感じずにはいられません。
(今頃10月5日号の告知をするのはすっかり忘れていたから)

わかりやすいイラストもついてますので
皆さん、ここはひとつ、
コラムのページをプリントアウトして
お出かけの際には財布に忍ばせていただきたい。


さて、ハロウィンの話に戻りますが、
裁判所でも、注意して見てみると
ハロウィン期間(10/1~10/31)には
微妙な変化があることに気づくはずです。


まず、裁判官の法服がハロウィン仕様に変更になりますが
これは比較的わかりやすい変化だと思います。

busoukatsu.jpg

また、書記官さんも
思い思いの衣装に身を包み、
職務に当たられる様子が見られます。

特に女性の書記官さんの衣装には驚かされますね。

fsyokikan.jpg

これに対して、
男性の書記官さんの衣装(というか扮装)は
やや控えめな印象です。
こういうのも、逆にいいかなと最近は思えるようになりました。

msyoki.jpg

読んで頂いている方に
「そんなばかな」と思わせたい一心で
日々妄想のようなブログを書いている次第です。

coffee.jpg

いつもながら最後は
どうしてもカッコよくしか纏められないのが
歯がゆいといえば歯がゆい。

それではみなさん、Happy Halloween!


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テーマ : 弁護士の仕事
ジャンル : 就職・お仕事

【実録】税務調査

弁護士が業務を行う上で
どうしても避けられない「調査」といえば?

一つは「相続関係の調査」、
もう一つは「債権調査」、
ではもう一つは?

そう、税務調査です。

実はこの夏、私にも税務調査が入りましてな。
同期会や夏祭り、稲川淳二の怪談ライブ等
心躍るイベントが盛り沢山だったのに、
私がどこか精彩を欠いていたように見えたとすれば、
それはこの調査の件が原因です。

内情を若干お話ししますと、
前期の売上げが前々期以前に比べて
突出して大きくなったので、
(2000億くらい…?もうちょっと少なかったかもしれません。)
実は3月の申告の時から
税理士の先生に「先生、今年は調査が来るかもしれんよ」と
言われていたのです。

で、税務署から税理士先生のところへ
調査対象としたいという連絡があったのが7月頃。

数多くの先輩弁護士から伝え聞いていた話では、
「どのような申告内容でも調査を無傷で乗り切るのは至難のワザ」
ということでしたので、
私が先ず考えたのは、
この税務調査自体を回避する方法があるのかということでございました。
(これは弁護士とすれば当然の発想よね?)

jibun.jpg

ただ、どうやら調査の回避は現実的でないということが
ネットで調べて5分ほどでわかりました。
(比較的ものわかりは良い方です。)

というわけで、今度はどのように対応するか、
ということですが、
ネットでの情報を総合すると、大要
「言うべきことは言い、守るべきところは守る」
「担当署員を『仕事をする気』にさせるのは逆効果」

ということでした。

なので、まずケンカ腰だとか挑発的な物言いは良くないみたいですね。
また、逆に弱すぎる態度もいけないようです。

yowagoshi.jpg

それから、向こうは調べるべきことを
調べるために来てるわけですから、
変に時間稼ぎをしてタイムオーバーを狙うのも
あまり意味がないみたい。

wagatuma01.jpg

ちなみに相続財産管理で預り金口座通さないのは、
管財と一緒で事件専用の管理人口座を作って管理してるからで、
業務上横領ではありません
ただ、基本的に個別の事件の記録だとかは
守秘義務の関係もあって、
調査といえども、必要性と相当性がないと開示しないので、
こういう弁護士にとっては当たり前の知識も
丁寧に説明してわかってもらう必要がありました。

そういう感じで、
調査には誠意を持って対応出来たのではないか思います。
「誠意」、これって重要ですよね。
俺なんて、叩いても埃どころか誠意しか出ないからね。

keihi02.jpg

ただ、事前にいろいろなところから聞いてたことではありましたが、
税務署の人もぶっつけ本番でいきなり面談に来てるわけではなく、
どういうルートで得たのかはわかりませんが
それなりにいろいろな情報を下調べしてきてて
それには結構驚かされました。


それから、調査の初期のころは
何気ない雑談のような調子で
いろいろな質問をしてこられるのですが、
それも彼らにとっては意味があってのこと。

なので、質問されるたびに
その意図や腹の内なんかをあれこれ深読みして
ビクビクしている感じでした。
面談の際は税理士の先生も同席の上、
説明と反論、防禦はしっかりして頂けたので
ほんとはそんなにびびる必要ないんだけどね。
ほら、僕って善良且つか弱い一市民だから。

tomodachi.jpg

あと、調査は過去3期分まで遡って行われるんですが、
さすがに3年近く前のことになると、
当然記憶も曖昧な部分があって、
勘違いしたまま不用意に質問に答えるとやっかいなので
それなりに気を付けなければいけません。

ここら辺の感覚
訴訟の尋問と同じなんだけど、
違うのは自分が訊く側ではなく答える側だということです。

obama01.jpg

経験で得た知識だとか慣れというのもあるのでしょうが、
その日、初めて聞くことがらなのに
説明内容の矛盾だとか不合理な点だと思われるところを
すかさずやんわり突いてくるあたり、
税務署の方はかなり頭がいいんだなと
変に感心させられました。

あと、税務署の方もお忙しい中
調査に当たられているわけですが、
それはこちらも同じで、
いわば本業とは別のところで
いろいろな心理的負担を感じる状況が
結構つらかったですね。
そういうとき、どうしてもいろいろなことを
考えてしまうものです。

gs.jpg

ただ、税務署員の方と税理士の先生とのご配慮で
私自身が調査の対応に当たらないといけない時間は
ものすごく短くして頂けたので、その点は感謝しています。


で、結果的に当初の予定通り
「ある程度のところ」が着地点となりました。

end.jpg

ただ、税務署の方から、覚えているだけで三度、
弁護士の先生で
これだけ収支の管理をきっちりされている方は
そうそうおられませんよ。」
というお褒めの言葉を頂きました。

このため、売上額は維持のまま
修正申告と相成りました。

これはまさに日々の売上げ・支払の管理と帳簿作成を
きっちりして頂いた事務所の担当事務さんと
税理士事務所さんのおかげなのですが、
この言葉には二つの重要な意味があるようです。

ひとつは、弁護士は申告上、
売上除外しているケースが多く見られるということ、
もうひとつは、「収支の管理がきっちり」
=「経費としての評価は(以下略)」ということ。

今回の調査で指摘頂いた結果をもとに、
今後の税務申告をより一層良いものにしたいとか、
まぁそんな感じですかね。

syusei.jpg

今度は、あなたのところに来るかもしれませんよ、税務調査。


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裁判官について思うこと

司法制度改革や裁判員裁判などで少し変わってきましたが、
それでもやっぱり相談者や依頼者の方にとってみれば
まだまだ裁判に対する
わかりにくさやある種の抵抗感があるみたい。

その原因としては、
裁判で使われている言葉や表現が
難解だからということもあると思いますが、
それらを駆使する「裁判官」という得体の知れない存在
に対する畏れみたいなものも
影響してるんじゃないかなと、ことあるごとに思います。

oshirasu.jpg

確かに、裁判官という職業は
六法全書を暗記したり、
大審院以降の判決と決定を脳内で瞬時に検索したりというように
若干、超人的な素養が求められるわけですが、
それ以外は我々となんら変わるところはありません。

そして、中にはそのような溝を埋め、
一般人にもわかりやすい裁判を心がけようとされる
裁判官もおられます。


ここで思い出すのが、山室惠裁判官(当時)の
「償い」の説諭
です。
2001年に起きた傷害致死事件の裁判の判決期日で、
山室裁判官は判決言い渡しの後、
被告人だった少年2人に対して
「さだまさしの『償い』という曲を聴いたことがあるだろうか」と語りかけ、
歌詞を引き合いに出して、
被告人らに真摯な反省を促したという話だったかと思います。

この一風変わった説諭の話をニュースで知ったのが
私が研修所に入所する直前の2002年2月のことだったのですが、
私もこの山室裁判官の姿勢に心を打たれ、
自分も立派な刑事裁判官に
なりたいとの思いを強くした
のでした。

その後、司法修習を経て
私は順調に弁護士の道を歩み出したわけですが、
この事件での山室裁判官の姿勢が
私の法曹としての重要な礎(いしずえ)に
なったんじゃないかと言われれば、
まあそんな気もします。

一説によると、この説諭は
山室裁判官がコンサートで歌を聴いて感動したという
ところが出発点になっているようですが、
このお話も要はさだまさしさんの「償い」という歌だったからこそ
意味があったように思うんですよね。

setsuyu.jpg

そういう意味で、
「わかりやすい裁判」「理解される裁判」っていうものも
そう単純ではないように思います。


裁判官も裁判所を出れば普通の人だと思うのですが、
お仕事上のさまざまな制約から、人によっては
あまり裁判官であることを公にできないといった
難しさがあるようです。
(私もキャバクラなどで顔見知りの裁判官にお会いすると
正直、どこか気まずい部分があります。)

もしあなたが入った居酒屋の隣の宴席で
「主張自体ししとう!」といって盛り上がってる集団がいたら
たぶんそれはお忍びでやってきた裁判官の集団に違いありません。



でも、裁判官にも家族がいて
それなりに嬉しいことや不愉快なことと
向き合いながら日々の生活を送ってるわけだ。
この辺は同期の裁判官と話してると強く感じさせられます。

kaimono.jpg

そう考えると、裁判官と弁護士との違いって
結局、税務調査のおそれがあるかないかくらいってことになってくるよね。


弁護士をしてると、
判断する側と判断を求める側の立場の違いから、
どうしても仕事の上では裁判官とぶつかる場面も出てきます。

risou.jpg

それでも我々弁護士の立場からすると
威厳と親しみやすさっていう一見相反する要素と
高い職業意識を備えている裁判官は尊敬するし、
仕事もやりやすいと思うわけです。

なお、文中で触れた
さだまさしさんの「償い」という曲は私も聴いたことはないのですが、
たとえば交通事故事件に携わる弁護士の方には
ぜひ一度、その歌詞に触れていただきたい、
こんなふざけたブログで紹介するのも憚られるほど
いろいろなことを考えさせられる歌です。


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プロフィール

弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。当職が出資したクラウドファンディングはたいてい頓挫します。

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