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裁判員にご注意を!

こんにちは。
裁判員裁判はまだ経験したことがないのに、
地裁ロビーと弁護士会ロビーのPRビデオで
裁判員制度の理念だけには詳しいと自負している
弁護士中村です。

新聞等でも報道されているように
東京地裁立川支部での強盗致傷被告事件の裁判員裁判で、
弁護人が法廷の外で担当裁判員と言葉を交わしていたこと
問題になっているようです。

報道等で現れている情報だけなので詳しい状況はよくわからないのですが、
公判の休憩中に、
裁判所の喫煙室で喫煙していた裁判員に対し、
弁護人が評議の雰囲気を聞いたというような話らしいです。

裁判員裁判については
裁判員法というのがありまして、
正確には「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」っていうんですが、
その102条1項に以下のような定めがあります。

「何人(なんぴと)も、被告事件に関し、
当該被告事件を取り扱う裁判所に選任され、
又は選定された裁判員若しくは補充裁判員又は
選任予定裁判員に接触してはならない。


これも裁判員の職権行使の独立(裁判員法8条)だとか
評議の秘密(同法9条2項)だとかを保護するために
必要なルールなんでしょうね。

通常、裁判員に選任された人には、
必ず「誰に対しても評議の内容を漏らしてはいけませんよ」と
最初にきついお達しがあるはず。
でも、弁護人としては裁判員法まで見てなかったのかもしれませんね。
それか本気でその事件の見込みを聞き出そうとしたものか。

裁判員裁判という単語を聞くと
決まって「山本山」を思い出してしまうのは
なにも私だけではないと思いますが、
結局、報道されたケースでは「裁判の公正さを失わせる行為はなかった」として
裁判員の交代もなく懲役9年の判決言い渡しがなされたとのこと。
しかし、地裁が東弁に再発防止の申し入れを行うという異例の事態に発展したようです。

裁判員裁判でなくても、
証拠調べ期日の休憩時間に相手方当事者などと
裁判所の廊下や待合室で顔を合わせたときに
ちょっと気まずい感じになることは誰でもあるはず。

裁判員とも別にトイレや喫煙所が分かれてるわけじゃないから、
裁判員裁判の際は注意する必要がありますね。

トイレなんかで会ったときも、
裁判員の方を気遣って掛けた言葉が、
「被告事件に関して評議の内容に探りを入れている」
受け取られてしまう危険性もあるわけだ。

toilet.jpg

よい子はそこんところ気をつけよう!

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Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。当職が出資したクラウドファンディングはたいてい頓挫します。

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