先輩弁護士との付き合い方

近年、急激に会員数が増え、
「ソクドク」なんてのも珍しくなくなった感がある
このご時世ですが、
今回は先輩弁護士との付き合い方に関してです。

指導に当たる兄弁、姉弁の側にとっても
指導を受ける弟弁護士、妹弁護士の側にとっても
ミスマッチは不幸以外の何物でも無いわけですが、
このミスマッチが避けられたとしても、
やはり事務所内での先輩・後輩の人間関係には
悩むところが多くあるのではないかと思います。

で、「どうしたら事務所内で
先輩弁護士と上手くやっていけるか」

という話ですが、
事務所もそこにいる弁護士も様々なので、
今回は極めてオーソドックスなケースを念頭に
最大公約数的な見地から
考えてみたいと思います。

まずは、やはり指導を受ける場合には
「謙虚で素直な態度」が重要で、
これは弁護士事務所に限らず、
社会一般で当てはまる話です。

sasizume.jpg

指導を受けていると、
よくわからない、理解できない指示や説明があったりしますが、
そういうときは必ず先輩に確認して教えてもらうこと。
ただ、調べればすぐにわかるのに
その手間を惜しんで教えてもらおうとしたり、
いい加減に話を聞いてわかったふりをしたりすると、
手痛いしっぺ返しを食らうのも世の常です。

そのようなとき、叱られても
決して激高してはいけません。
先輩に対して不法な有形力の行使に及ぶなどは
もってのほかです。


shikaru.jpg

というわけで
「叱られても平常心」
これが二点目。

ときには先輩から理不尽なことで叱責されることもありますが
そのような場合、
大抵、家庭事情あるいは口座残高が原因です。

所詮、先輩とはいっても兄弁(姉弁)に過ぎないのですから、
心の中では「別にあんたに
給料もらってるわけじゃないし」
と自分を納得させ
新たな気持ちで仕事に励みましょう。
ここらへんは「どちらがより大人になれるか」の世界ですので、
「兄に兄たれ、姉に姉たれ」の精神で。
(※ちなみにこんな言葉はありません。)


厳しい師弟関係とはいっても
基本的には先輩弁護士も
あなたがあらゆる意味において業務上の脅威でない限り
あなたと仲良くしたいと考えているはずです。

そのため、
構って欲しそうにしているときは
適度に相手をしてあげる
方が
良いことは言うまでもありません。

corey.jpg

たとい、精神年齢が明らかに低くても(低過ぎても)、
あなたより数年は弁護士の経験が長いわけですから、
その一挙手一投足、どこからでも
盗むべきところは必ずあるはずです。
人によっては無いかもしれませんが。


そうは言っても、
やはり先輩との間には
適度な距離感を保つことが必要。

jidai.jpg

例えば、Facebookでの不用意なタグ付けや
5時以降の予定の詮索などは
この「距離感」を甚だしく失している好例と言えましょう。


以上のようなことを守れば、
良好な先輩・後輩の関係の
醸成と維持
が可能になるはずです。
そうとしか考えられません。

kazoe.jpg

まあ、兄弁・姉弁と後輩弁護士を
「師弟」の関係と言えるかは微妙だけど、
ことここに至っては
それすら瑣末な問題よね。

これから弁護士事務所に入所される方々が
先輩弁護士といい関係を築かれることを
結構心から祈っております。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

コメントの投稿

非公開コメント

まだマシ

君の書いた起案と僕の書いた起案、どこが違うか分かるかい?「迫力」、つまり「客観的事実で相手を圧倒する力」が君の起案にはないのさ。
というくだりですが、ここまで指摘してくれる先輩は、良い先輩だと思いますよ。

ただただ「迫力がない」とだけ言って、具体的になぜ迫力がないかということをまったく指摘しない先輩もいますから。
私は、そのような後輩に対する指摘を傍から見ていましたが、「具体的な問題点を指摘しないで、迫力がないとだけ指摘し、ただただ文句を言ってストレスを解消するだけの後輩育成能力のない無能な先輩なんだろうな。」と思うことがよくあります。

私は、そのような先輩は後輩育成能力がなく、先輩としては不適切な輩だと思ってます。

ただ文句をいうだけの先輩って、事務所全体の士気を下げ、周りに悪影響を及ぼすだけなんですけどねぇ。

ま、そんなことも分からないアホなんでしょうね。

No title

ボスから理不尽な叱責を受けた場合,
新たな気持ちで仕事に励むためには,
どうやって自分を納得させたら良いでしょうか。

次回「ボス弁との付き合い方」を楽しみにしております。

No title

先輩弁護士との付き合い方って
一般企業にも当てはまりますよね。
元一般企業OLから見ても
「先輩あるある」納得ですw

>盗むべきところは必ずあるはずです。
>人によっては無いかもしれませんが

うん。
盗むべきところが無いひと、結構多かったです(T▽T)

Re: まだマシ

起案の添削とか指導って難しいですよね。
どこが良くてどこが良くないのかを
ひとつひとつ的確に指摘するのは結構手間なんですが、
それでもやっぱりそういう努力が
良い弁護士をそだてるんじゃないかなと思っています(^o^)

Re: No title

ボス(事業主)は兄弁姉弁とはまた違った考慮が必要ですね(^^;)
どうしても合わないケースっていうのもあるんだろうけど、
だからといって新人さんの場合はすぐに飛び出せるわけでもないですしね…。
ひとつには、担当している事件を主任弁護士として
ボスの何倍も把握し、理解して、
進捗や事件方針について自信を持って発言できるレベルになると
関係は変わってくるんじゃないかと思いますよ(^^)/

Re: No title

私は盗まれまくりです(^o^)
というか、そうあってほしいという感じです。
私は最初のイソ弁だったので兄弁、姉弁という存在が
いなかったんですけど、幸いボスとはウマが合った感じでした。
プロフィール

弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。自宅マンションに鳩が来るのが悩みです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR