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被害者本人による示談交渉の結果

先日、依頼を受けた交通事故被害者の方の事件を処理していくと、既に2年前に被害者本人の方が保険会社との間で「免責証書」という形で示談を済ませてしまっていたことがわかりました。

弁護士に依頼せず被害者ご本人やその親族の方が加害者や保険会社と交渉されているケースは多いのですが、交通事故に関する法的な知識が不十分なために、本来請求できる金額を請求せずに不利な示談をしてしまっている事案が多いように思われます。
とりわけ、よく感じるのが、「請求できる損害費目」と「請求できない損害費目」に関する認識が、一般の方と交通事故に長けた専門家との間で少なからずずれているということです。
そのため、残念ながら、弁護士費用の負担がない代わりに損害賠償額で大きく損をしてしまっていると思われる事案も少なからずあります。

加害者や保険会社としては、支払う額が低い方が当然ありがたいわけですから、いろいろな理由を付けて値切ってきたり、被害者の方の主張が法律上通らないものであるかのように主張したりして、少しでも賠償額を減らそうとするのが一般的です。
同じような心理は加害者側の弁護士にも当然働いているのですが、やはり被害者の方としては、「(保険会社はともかく)弁護士なら被害者のことをちゃんと考えて処理してくれるはず」と考えてしまうことが多いようです(特に、弁護士は本来なんでもない当然の請求をいかにも「あなたに有利になるように認めさせてもらいましたよ」と見せかけるのが非常に巧いということは知っておくべきです。)。

残念ながら、上記の案件は被害者が内容に一応納得した上で免責証書に署名・押印してしまっていたため、これを覆すことは難しいと判断される事案でした。
せめて、保険会社からの示談の申出がなされたときに、その内容が妥当かどうかを専門家に相談してもらえていたらと思われてなりません。

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弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。当職が出資したクラウドファンディングはたいてい頓挫します。

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