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避難訓練

このあいだ、うちの事務所の入ってるビルで
火災の避難訓練があったんですよ。

事前に告知はあったんですが、
業務中にかなり大きな音で
警報とアナウンスがあったものですから、
私、たいそう驚いてしまいましてね。

仕事があったので
テナント合同での避難&消火訓練には
参加しなかったんですが、
合間に二階からなんとなく見てたら
ほかのオフィスのOLさんが何人か参加してて、
思いのほか楽しそうだったので、
自分の防災意識の低さを悔やみつつ
舌打ちして仕事に打ち込んだものです。

ともあれ、私以外の弁護士の場合、
5時以降の火遊びが原因で火だるまになる
なんてこともよく聞くので、
ここらで一度、
法律事務所目線での
避難のスキーム

をおさらいしておきます。

kitaka.jpg

自分が火元というやや特殊なケースでない限り、
火災の一報は建物の館内放送で
知ることになるはずです。
そこで、まずは放送をよく聞いて
火元、避難の要否(ないし是非)を見極め、
避難の経路と手順を再確認したいものですね。
弁護士に多いのが、
「火災」を「家裁」と聞き間違えて
逃げ遅れるというケースだと
聞いたことがあります。



避難をすることになったら
まずは女性を先に
安全な場所に誘導しなければなりません。
それが男性のつとめですから。

lfirst.jpg


女性は急な事態に不安でいっぱいなはずなので、
軽妙なトークでリラックスさせることも
忘れてはいけません。
それも男性のつとめですから。



それが終わると、
次は現場で後輩・部下に
適切に指示を出します。

miho.jpg

そういえば、
事務所の新人弁護士F井君の呼び名は
事務員さんからの提案で
「ミホちゃん」に落ち着きました。
経緯はよくわからないけど、
とりあえず「色白サボテン」よりは
気に入ってるみたいなので、
不愉快なのは「色サボ」を
廃案にされた私一人のようです。


指示を出し終わったら、
避難の際にもっとも重要な処理が待っています。




kinko01.jpg

そう、事務所の金庫の開扉ですね。


ものごとには必ず良い面と悪い面とがある
というのが私の持論ですが、
事務所が火事になった場合に
事務所内のボスの金庫が開けられたとしたら
それは自分にとってもいろんな意味での
ステップアップになるはずです。

また金庫を開けて資産を確保するのには、
悪質な火事場ドロボウから
事務所資産を守るという重要な側面もあります。

そのため、この場合、
金庫の耐火性能の有無や程度は
さほど問題ではありません。

ただ、腐っても金庫ですから
すぐに開くとは限らないので、
火の回りを確かめつつ無理そうなら
すっぱり諦める思い切りも大切ですね。



金庫を諦めたら次にすることは?

ここで、この火勢を役立てる発想に
辿り着きたいものです。

moero.jpg

訴訟ファイルなどの事件記録は
なにかの定めで
一定期間の保管が義務付けられていますが、
保管期間を過ぎて廃棄しないといけない
記録は疎ましいものです。
それが良くない終わり方をした事件であれば
なおさらというもの。

とはいえ、近時、記録の処分費用も
バカになりませんので、
「既発の火力を利用する意思」のもと、
これらの問題に一気にカタをつけましょう。
但し、ここで求められるのは、
火の回りの早そうな方に
不要な記録を移動するという
純然な作為です。


不要な記録の廃棄が完了した時点で、
既に火勢は相当強くなっていることが見込まれます。

事務所も自分も身綺麗になったところで、
そろそろ退避すべき頃合いでしょうか?



いえ、もっとも大切なミッションが残っています。









kinko02.jpg

そう、事務所の金庫の開扉ですね。


デキる弁護士としては
一度駄目だったからといって
この千載一遇のチャンスを
逃すわけにはいきません。
先ほどとは趣向を変えて、
少し思い切った方法で
挑戦してみましょう。


しばらく挑戦してみても駄目そうだったら
もうこんなところには
一秒たりとも止まる理由がありません。
さっさと避難しましょう。

ここでようやく小中学校で得た知識が
活かされることになります。
この頃になると
廊下にも煙が充満しているはずですので、
濡れたハンカチで口と鼻を押さえ、
姿勢を低くして避難しましょう。

hofuku.jpg

濡れたハンカチで鼻と口を押さえると
息ができなくなるので、
もしかしたら間違いかもしれませんが、
避難の最中に余計なことを考えるのは
命取りです。



無事、建物の外に出て
安全なところまで避難できたら、
事務所メンバーの点呼を行います。

不幸にしてもし人数が足りなかった場合でも、
慌てずにプラスとマイナスを考えて
冷静かつ合理的に対処することが肝要ですね。

anpi.jpg



最後は、報道機関のインタビューという
重要な仕事が待っています。
この未曾有の大惨事を
二度と繰り返さないよう、
精一杯の悲壮感をもって
火災の恐ろしさを訴えかけるのが、
私たち残された者のつとめ
なのではないでしょうか?

inter.jpg

という感じですが、やっぱり
実際に事務所メンバーが危なくなったら
私は身を呈して助けるでしょうね。

ほら俺ってばそういう人間だから。

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まこつ先生・・・w

金庫大事ですよね金庫w
地獄の沙汰も何とやら~。

クレーマー案件の資料も燃やしたくな・・・げふんげふん

No title

炎の中でドラフトを仕上げるミホちゃん・・・(泣)
プロフィール

弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。当職が出資したクラウドファンディングはたいてい頓挫します。

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