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真の法律家

こんにちわ、
ジャンプ世代
弁護士中村真です。


早速ですが、ここでなぞなぞです。



【問題】
とある日弁連の委員会、
ある弁連所属の委員だけ
毎回欠かさず、また遅刻せずに
出席していました。
さて、どこの弁護士会連合会の
委員だったでしょう?











【こたえ】
近畿弁護士会連合会
(近弁(勤勉)だから)









ところで、民法(債権法)改正
刻一刻と近づいて参りましたね。

法律と言えば改正がつきものですが、
今回はそれに関して
少しばかり私見を述べたいと思うのです。







特に、実務に大きく影響しそうな
改正が見込まれる(あるいは決まった)ときに、
法曹界の一部では、
こういった反応が見られます。







souzoku01.png











そういう風につい
ネガティブな受け止め方をしてしまう、
後ろ向きなアナタに
私はこう言いたい。














souzoku02.png






要するに、私の言いたいことは
こういうことです。













souzoku03.png







「改正」というのは、
読んで字のごとく、本来、
「正しく改める」ことを言います。

世の中の法改正の内に
良いものと必ずしもそうでないものが
あることは否定しません。

また、法律の内容それ自体にも
種々の問題や限界があり、
それに異を唱え、良くしていくのも
我々法律家の重要な責務であると思います。


ただ、それとは別の次元で、
法律というのは、
社会・経済情勢や
人の価値観の変化によって
常に変革することが
予定されているものです。


我々法律家としても、
そのような社会の流れや
そのときどきでの
法律のあり様に
常に意識を向けて
いかなければなりません。


法律や法制度に
柔軟に対応できること、
これは真の法律家にとって
最低限必要な素養です。


それは、
法がその形を変えようとする局面、
つまり法改正のシーンでは、
その動きに素早く対応し、
自らの法知識を常に
アップデートし続けられる、
そのような主体的・積極的な
姿勢となって表れます。







なぜそうあるべきか?



これは
それこそが
本当の意味での法律家であり、
真のリーガル・マインドだからだ

としか言えません。






極めて抽象的な話に
なってしまいましたが、
わかりやすく例えると…、






souzoku04.png







ということです。



錆びて切れ味の落ちた包丁では、
到底、人を感動させる料理など
創ることはできません。



それと同じで、
我々法律家は、
常に自らの法知識を研ぎ澄ませ、
法律家としての
鋭敏な感性を保って
いなければならないのです。






souzoku045.png







そこでは、
「法改正で、また知識や法制度を
覚え直さないといけない」

「まためんどくさいことを
してくれたものだ」

といった個々の想いは
全く取るに足りない独善でしかありません。




わかっていただけましたか?

真の法律家の姿というものが。






souzoku05.png
















さて、債権法改正よりも
後から持ち上がったものの、
ものすごいスピードで
決まったものといえば?





そう、
相続法の改正
です。













その、いささか急な
しかも立法事実すら本当に
あるのかないのかよくわからない

相続法改正の話でしたが、
それを最初に聞いたとき、
私はこういう風に感じました。























souzoku07.png








言うまでもなく、
私は普通の法律家ですし、
真のリーガルマインドなんていう
よくわからないものは
はなから信じていませんから、
やっぱり、改正内容の良し悪しはともかく、
「マジかよ」って思いますわね、正直。



最初にとある委員会で、
日弁行ってる委員の先生の
報告を受けたとき、
「まためんどくさいことを
してくれるものだ」

とも思いましたね。

正直、一週間くらい思ってました。

「債権法、変わる話が
出とるとこやないか」ってね。

ええかげんにせえよとまで思いましたね。
















私と同じく、改正と聞くと
目に見えて取り乱してしまう、
そんな、ちょっと可愛い
普通の法律家


多分、
全国で28,500人くらいは
いると踏んでるんだけど、

そういう人たちって、
今、何かしなければいけないと
うっすら危機感を感じ始めているけど、
まだ、何から手をつけていいか
よくわかんない、って人が
多いんじゃないでしょうか。








souzoku08.png























IMG_3693.jpg






すまない、結局、
本の宣伝なんだ。







ざっと説明すると、
若手士業者(弁護士、司法書士、税理士等)や
修習生、学部生がターゲットの本です。

相続に関する基本的な構造や
勉強していく上で混乱しがちな概念、
制度相互の関係なんかについて、
裁判例(学説も少し)を引用しつつ
わかりやすく説明することを心がけました。

なぜかというと、自分自身、
学生時代~修習生~駆け出しに掛けて
そういう「相続分野特有の紛らわしさ」
「とっつきにくさ」に
手を焼いたからです。


また、皆さんご存じのように
民法上用意されている
制度、ツールであるにも関わらず、
実務ではほとんど利用されないというものが、
相続の分野ではかなりあります。

それらについても、
「なぜ利用されないのか?」という点を
掘り下げて書いているので、
修習生や学生には、相続を
立体的・実務的に理解する
助けになると思います。


もうひとつ、今回の企画では
相続の場面でしばしば見落とされがちな
課税の問題、たとえば
相続税・贈与税やその対策の制度、
譲渡所得と課税の繰り延べがされる場合、
されない場合、手続選択との関係なども
それなりに力を入れて
しっかりと書いています。


あとは、
改正相続法についても
一通り、制度の説明と
想定される使われ方、
使い勝手の良し悪しについて、
すこしの推測も交えて紹介しています。
手っ取り早く改正の概要を押さえたい
(けれども、今、学者さんの本や
改正要綱の資料を
一から追うだけの時間がない)
という人にもお勧めです。









といっても、抽象的でわかりにくいので、
一応、目次を(手打ちで)以下に
紹介しておきますね。


第1章 相続開始前の道
 ①まずは全体のイメージを
  ・そもそも相続ってなに?
  ・相続問題を捉える視点の大切さ
  ・遺言相続と法定相続
 ②被相続人が決める相続のカタチ[遺言相続]
  ・遺言、遺贈とは何か?
  ・遺言の類型と選択
  ・正しい遺言の作り方
  ・包括遺贈と特定遺贈
 ③生前贈与、死因贈与という選択肢
  ・生前贈与、死因贈与とは
  ・遺留分減殺の順序
 ④何もしないという選択肢
  ・遺言相続の難しさ
  ・法定相続の問題となる場面
  ・「何もしない」ことが選択肢として存在する
 ⑤相続にまつわる税務あれこれ
  ・相続開始前の段階
  ・相続開始後の段階

第2章 相続開始後の道[法定相続編]
 ①相続道の全体図
  ・どんなとき相続が始まるか
  ・誰が相続人か
  ・何が相続されるのか
  ・どのように相続されるのか
 ②正しい共同相続
  ・何を分割するのか
  ・分割の対象とならないもの
  ・分割の仕方
  ・相続分あげます
 ③どうやって資産を移すのか
 ④相続財産の清算
  ・債務があるが資産はほしい
  ・利用されない財産分離
  ・相続人がいない!

第3章 相続開始後の道[遺言相続編]
 ① 遺言執行者との良好な付き合い方
  ・遺言執行者が出てくる場合
  ・いったい誰が遺言執行者になるの?
  ・人はどうやって遺言執行者になるの?
  ・遺言執行者の権利と義務
  ・遺言執行者とどう付き合うべきか
 ②相続権を害する遺言がたどる道
  ・どうやって守られるか
  ・どうやって守るか
 ③「相続させる」旨の遺言の考え方
 ④どうやって資産を移すのか

付録 民法改正が"相続法〟にも
  ・遺留分制度の全面的な改定
  ・配偶者居住権(短期・長期)の新設
  ・自筆証書遺言が少しだけ簡単に!
   法務局保管制度始まる。
  ・長期婚姻夫婦での不動産贈与に
   持戻し免除の意思表示を推定
  ・相続で取得した財産でも法定相続分を超える部分は
   対抗要件具備が必要
  ・遺産分割前の遺産処分について
  ・相続人以外の親族に認められる金銭請求権、
   「特別寄与料」
  ・遺言執行者の権限の明確化
  ・遺産分割前でも預貯金が使える!?
   仮払制度の新設



流れの関係上、相続の清算を
法定相続の中で説明するなど、
少し工夫(苦労)した部分はあります。


ちなみに、
グズグズしている内に、
発刊予定から1年以上遅れて、
改正相続法に対応
せざるを得なくなった

っていういわく付きの一冊です。









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アマゾンで注文しました

相続道をアマゾンで注文しました。届くのが2~3週間後ですので楽しみにしています。人気沸騰なのでしょうか。

昭和55年以前の相続は
http://www.sekijimusyo.jp/knowledge/kyuuhou
が詳しいです(感謝)。

Re: 真の法律家

ありがとうございます( ´∀`)
改正時期ということで、バタバタっと
相続に関する本が出ていますね。
まったくレッドオーシャンですが
その中で異色の一冊になれたかなと思います( ^∀^)

今後ともよろしくお願いします!

Re: 真の法律家

ほんまですね、ありがとうございます。
なんでだろう?
何かの拍子に触ってしまったのかもしれません。
プロフィール

弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。当職が出資したクラウドファンディングはたいてい頓挫します。

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