対面は業務の基本

交渉にせよ、依頼者との協議にせよ、
相手の顔が見えないといろいろと問題があります

話しているときの相手の表情からは
実にさまざまなものを感じ取ることができます。

不安、安心、苛立ち、焦り、嘘か本当か、
会話の内容の理解の程度、尿意の有無…などなど。

これはこちら側だけでなく、
会話の相手も同じはず。
つまり、相手はこちらの話す内容だけでなく、
こっちの表情から得られる印象も含めて
会話の内容を理解しようとする
はずです。

逆に、この表情から来る情報が無いと、
会話や人間関係での行き違いが生じたり、
ややもすると(依頼者であれ相手方であれ)信頼関係に
ひびが入ったりすることも無いとは言えません。
それでなくても、電話での話し方は表情が見えない分、
どうしても無機質・冷淡に感じて(受け止められて)しまうように思います。

なので、仕事上も、
デリケートな問題の処理や交渉を行う場合には
できるだけ、相手と対面するように心がけています。
また、尋問の時なんかも、裁判官の顔色には注意するようにしています。

特に、裁判官は尋問中寝ていることがあります。
これは、「あなたの尋問はつまらない」
あるいは「昨日寝てない」という意思表示ですが、
裁判官の意識が無い以上、
意識が回復するまで休廷せんといかんのじゃないかとか
いろいろ考えてしまいます。


話をもとに戻しますが、
要するに、「出来る限り対面でコトを進めること」
仕事をうまくこなしていくための重要なヒントだと思うんですよね。

つい手間と時間を惜しんで電話での連絡方法を選んだために、
依頼者との間でうまく意思疎通が図れないと感じることもあります。

こういう問題があるため、私は基本的に電話会議は好ましくないと思っているので、
これも可能な限り出廷するようにしています。

ただ、同じ理由で、法律相談や面談とかでも、
もともと表情が乏しい人
あまり感情を表に出さない人の場合、
考えてることが読み取れないので結構苦労したりします。

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やはり法律相談を受ける側としては、
自分の説明なり提案で、安心したり理解を深めたりしてもらいたいので、
そういった心の変化を相談者の方の表情の中に探そうとしてしまいます。
ところが、これがないと
自分のアドバイスに納得してもらえてないんじゃないだろうかとか
いろいろ考えてしまうわけです。

法律相談の結果、相談者は不安な気持ちが無くなって
帰ってもらえるかもしれませんが、
そういうときは大抵こちら側に不安が残ります。

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弁護士中村真

Author:弁護士中村真
神戸の弁護士・中村真(なかむら・まこと)のBLOGです。
かつては複雑な法律問題などをわかりやすい絵で親切に解説しているつもりでしたが、最近はそうでもないです。自宅マンションに鳩が来るのが悩みです。

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